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絶対的真理と相対的真理の関係性

2024年1月15日(KIN87)、ゾンサル・ケンツェ・リンポチェの講演会が牛込箪笥区民ホールで行われた。ケンツェ・リンポチェは、ブータン王国出身の転生活仏として世界的に著名なチベット仏教僧であるだけでなく、『ザ・カップ 夢のアンテナ』などの作品を通じてその名を知られる映画監督でもある。

最近も『Pig at the Crossing(交差点の豚)』という興味深い映画を発表しているが、どの作品の根底にも仏教的な視点が込められていて、色々と考えさせられたりもする。というより、映画というエンターテインメントの手法を通じてダルマ(法)を説いている、とう方が表現としてはより正確かもしれない。

3年前に蘭禅が書いた【「ブータン 山の教室」にみる愛の系譜】にも記されている通り、リンポチェの映画に対する取り組み方とその精神は、後進の監督にも静かに、そして力強く受け継がれている。

私はリンポチェとの見えざる繋がりを勝手に感じている1人だが、今年は特にそれをリアルに感じる。その理由を「13の月の暦」の観点から記してみたい。1961年6月18日生まれのリンポチェは、KIN126(9・世界の橋渡し)が誕生キンだが、63歳現在の「運命の道筋」はKIN241(7・竜)で、私の誕生キンとシンクロしているのだ。

自分の77回目の誕生キンがリンポチェの63回目の誕生日にシンクロしたとも言える。77-63=14、77+63=140という関係性になっていることもメモしておきたい。KIN126はツォルキン7列目「神秘の柱」にあり、それは第126代今上陛下の現在の「運命の道筋」でもある。そして「銀河の音」合計が常に14となる「神秘のパートナー」10組で構成されるのが「神秘の柱」で、その「銀河の音」合計は当然140になる。

一方、蘭禅の誕生日である1月14日(KIN86)前後にリンポチェが来日し、15日に講演会が行われたのは前述の通りだが、私にとっては、ちょうど『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』(ヒカルランド)のカバーデザインが仕上がったタイミングでもあり、何か祝福を受けたような気分であった。

それは、共振の月4〜6日(G1/13~15)のサイ時間がKIN96で(96はシャンバラの数)、その真ん中で迎えた蘭禅の新たな道筋KIN86(8・世界の橋渡し)が、本を執筆していた時の自分の道筋でもあったからこそ感じた印象だった。ただ、それが単なる思い込みとも言えないのは、結果として6/18(KIN241)にヒカルランドでりーこさん&武内先生とのジョイントセミナーが行われ、そこから新たな縁が広がっているという事実があるからだ。

さて、前置きはこれくらいにして、今回はリンポチェの講演(法話)を聴きながら、自分の心の中に明確に浮かび上がって来たことを記録しておきたいと思う。当然、それは仏教の見解と関係しているのだが、リンポチェが話していたことそのものではなく、前々から自分が感じていたことが、講演(法話)を通じて明確になったという話である。

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