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〜訪問看護師として想う日々のあれこれ。訪問看護師たねあかし〜

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長年、訪問看護師として働いてきた、私自身の仕事観、考え方、私を支えるものなどの話です。
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2019年4月の記事一覧

「生きることは、自分が大切だと思うことを、大切だと言い続ける闘い」

昨日、東京駅で電車までの時間があり、たまたま寄った本屋さんで、たまたま手にした「ヤマザキマリ」さんの本の文中の言葉。「テルマエ・ロマエ」の作者と言えばご存知の方もあるだろう。 ・・・・・・・・・・・・・ 3月、そして4月に入り、ずっと私はいつも以上に忙しかった。スタッフからいろいろな相談を受け個々への対応、業務調整や改善で問題が解消する事への対応、年度末の役所との会議、新入社の方のお迎え準備やオリエンテーション、各事業所周り。夏に向けての看護師さんの採用計画の検討や採用面

「いや、そういうことでは、ないんですよ。」

当社は訪問看護ステーションだけれど、看護師のみの事業所ではなく、理学療法士・作業療法士・言語療法士などの他職種と言われるスタッフが大勢所属している。しかも、看護師の数より多い。 私は、本部と2つのサテライト(企業でいうところの営業所のようなもの)全体の看護部門の副管理者だけれど、それぞれの事業所には責任者がいる。 サテライトは数年前、リハビリ部門が先行して開設して訪問業務を軌道に乗せてきた。看護部門は本格的に始動して1年になる。 1年前、看護部門開設当初。サテライト責任者の

訪問看護師に、なりたい。

4月。 新しい年度が始まりました。 訪問看護師を目指す看護師さん6人をお迎えしました。 私が面談をさせていただいて、当社で働くことを選んで入社してくださった看護師さんたち。 ・学生時代から訪問看護を目指していて、臨床経験を積んだので念願の訪問看護師として働きたい。 ・以前から興味があり、結婚と転居を機会に訪問看護を始めたい。 ・お子さんを出産後、看護師として復帰の際のチャレンジとして働きたい。 ・病院のような夜勤が無い訪問看護に転職し、子どもの為の時間を作って子どもに