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道具について①剪定バサミ

朝からちょっとしたハプニングがありました。
小菊の手入れをして、使い終わった剪定バサミを拭いていたら、持ち手の片方のプラスチックカバーがスポン!とズレて取れそうになったんです。

すぐ直りそうに見えたから押しこんでみたけれど、予想に反してどうしても途中までしかカバーが戻らない…。
えーどうして?、と改めてまじまじと剪定バサミを観察することになりました。

随分長い間使っているハサミだけど、構造がどうなっているかなんて、気にしたこともなかったなぁ。

よーく見てみると、持ち手の間のバネが邪魔をして、そのままだとぶつかって途中までしか差し込めないことが分かりました。

バネを外して、コンコン叩いたらだいぶ元の位置に近いところまで差し直すことができたのですが。
あれ?
なんかこのストッパーの位置、おかしくないかい?

持ち手を戻すときに、ストッパーを変な位置に固定した状態で戻してしまい、このままだとストッパーが使えないので、今度はストッパーを直すことに。
何やってんの自分。

ホントは凹みに嵌まってないとダメ

これどうやって直せばいいんだろう…。
困った時は動画をあさればだいたい何か見つかります。
今回ヒントにしたのはこれでした。

渋い動画!
でもこのおかげで、剪定バサミを分解しても何とかなりそう!って勇気をもらいました(笑)。ありがたい!

そんな訳でまずは道具を掻き集めて、四苦八苦しながらナットとボルトを外しました。

スパナ、ドライバー、カナヅチと
バラした剪定バサミ。

たかが剪定バサミ、されど剪定バサミ。
ちょっとプラスチックの持ち手が緩んだだけで、こんな大工道具まで持ち出すはめになるとは。
この時点で30分くらいは経過してましたが、ここまで来たら、とことんやってやる!と変なテンションになってました。

ハサミの留め金を外してストッパーを正しい位置に戻し、その状態を保ったままボルトとナットを締めます。

これがまた、簡単そうで上手くいかない(泣)。
ハサミの刃の間にどうしても隙間ができてしまい、ピッタリくっついてくれません。

何度もなんどもやり直して、なんとか使えそうなところまで隙間を詰めることができました。
でも、バラす前の最初の状態には完全には戻りませんでした。悔しいなぁ。

ハサミの刃が前より隙間ができてしまったり、外れたグリップが本来より低い位置になってしまったり、少しずつ不格好なところができてしまいました。
でも何気に愛用しているハサミなので、捨てないで修理できたのは嬉しかったです。

買い替えるのは直すより簡単だけど、道具を直すって結構学びがありました。
すごく何でもないものに見えて、実はとってもよく考えられた作りをしているんだと気づきました。いやー、ものづくりって奥が深い。

鳥の笑った横顔みたいに見えてきました

道具ってこうやって愛着が増していくものかもしれませんね。

今日はこの辺で。それではまた。

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