![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160860358/rectangle_large_type_2_e9ec919fb6e321ec0544981d8e929e8b.png?width=1200)
気になる二人
三宅香帆さん。安達茉莉子さん。どちらも執筆活動を始め、いろんな発信をしている印象です。
最近気になるお二人の対談を読んで、好きな箇所を選んでみました。
自分には関係ないと思っていても、いろんなところに首を突っ込んだり、人に出会ったり、いろんな本を読んだりしているうちに、まるで微生物たちが畑の土を豊かにしてくれるように、私を豊かにしてくれる。そのうち面白い芽が育つかもしれないし、立派な木が生えてくるかもしれない。もちろん何も起こらないかもしれないけれど。
これからの時代を考えて私が思うのは、何か一つのことに熱中することを、奨励し過ぎない、全身全霊で働くことを賞賛し過ぎないようにしたいということ。どうしても共同体や組織の中では、24時間フルコミットして、全身全霊を捧げてくれる人を望むものだと思うんです。それは理解しながらも、そこに抗っていく空気を作りたい。「半身(はんみ)」で働くくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
何かに打ち込むことと、細く長く続けることは対立しないと思っています。
それに自分の興味のおもむくままに多種多様なことに関わってみるのも、別に移り気なわけじゃなく、まさに自分という土壌を豊かに耕している感覚。
あれこれ好きでやっていたことが、だんだんと収斂して思わぬ結果に繋がったりするのは、歳を重ねていくと実感するところです。
もうちょっと早くそのことに気付くことができたら良かったな〜とは思うけれど(笑)、いつだって遅すぎるということはないし、ぼーっと過ごした若い頃があったから、今の自分がセカセカしないで済んでいるのかもしれません。
そのようなとりとめないことを、お若い二人の対談を読んで考えていました。
やりたい事をどんどんやって行こう、と思った秋の終わりの夜でした。
今日はこの辺で。それではまた。