【バスケ】コーチって、いったいなに?!
この記事は
マガジンに収録されている記事です。
コーチって、いったいなに?
自分がコーチになって、はじめに考えたことです。
ときどき
わからないときは語源を調べてみます。
今回も調べました。
コーチの語源 (ざっくりな説明)
ヨーロッパの小さな町で高品質な四輪馬車が作られていました。
その町の名前から、その馬車は「コチの馬車」と言われ、
そして馬車のことをコーチというようになったという説があります。
馬車は人を目的地まで運ぶ乗り物です。
それが転じて
今でいうコーチは、個人や組織を目標まで連れていく役割の人
のことをコーチというようになりました。
つまり
コーチは
教える人ではなく
連れていく人
ということになります。
なるほど。
これが私のコーチとして活動するときの考えの基本。
忘れないように、いつも確認しています。
私はいつも「チームを目標に連れていく」という考えを基本に
計画を立てたり、行動しています。
導くのでなく、連れていく。
指導とはちょっと違うな~という感じで
あくまでも
連れていく。
主体は、「選手」つまり相手です。
私ではありません。
いつも意識しないとね。
私は指導者ではなく、コーチだと、忘れないようにしています。
バスケットボールでは、様々な技術が必要になります。
チームと選手を目標に連れていくためには
技術を教える必要があります。
しかし
手取り足取りは、はじめだけです。
選手が身体と頭を使って、体得していくしかありません。
それを細かな修正をしながら、できるまで付き合います。
選手は、自分がどんなプレーをしているのか、
それがあっているのかどうかは、よくわからないものです。
外から見ていると、客観的に見えるので
コーチの私が、一つ一つ伝えて修正していきます。
目標まで連れていく
これを考えた時
一足飛びには連れていけません。
段階的に、それを一つ一つクリアしていくしか方法はありません。
練習していると、今の課題ができるようになる瞬間があります。
他のことができていなくても、今取り組んでいることが
できるようになった瞬間で、これは成長です。
この瞬間をとても大事にしています。
そこを褒めるというカタチで伝えます。
すると、次からはできるようになっている。
あんなに練習したのにね。
私もうれしくなります。
ひとつひとつ課題をクリアし、できることが増え、
目標にたどり着きます。
コーチは課題に集中し、ひとつひとつ共に進みます。
時間はかかりますが
本物が身に付きます。
人間には
承認されたいという欲求があります。
できるようになったことを
一つ一つ
コーチは承認していく。
私は、できるようになった瞬間に
可能な限り、大げさに喜んで伝えるようにしています。
選手は少し照れながらも、うれしそうに、にこっと笑顔になります。
キラキラしていて、素敵な瞬間で
たまらなくうれしいです。
補足として
上記の内容は
ほかの競技やビジネスで、活用できるものだと考えています。
勉強でも同様です。
コーチは少し、忍耐は必要ですが、これは慣れれば大丈夫。
気長になれます。
私は、1年でも待てるようになりました。
そして100回でも200回でも
同じ質問に、いつも同じように答えられます。
キラキラ輝く瞬間がやってきます。
私はいつもその時を楽しみにしています。