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もりみつ
2025年2月22日 03:58
目に留めてくださりありがとうございます。お時間がございましたら、読んで何かを受け取っていただけると嬉しく思います。 まるで春の雪解けのように まるで夏の木漏れ日のように まるで秋の実りのように まるで冬の星空のように 心を潤し ひとときの安寧をもたらすような邂逅が 決して生き易くなどない現実を 少しだけ 優しく見せてしまうから ******
2025年2月18日 22:45
脆く、儚く、淡く、砕け散ったそれは いつしか心を蝕み尽くすか それとも強靭な刃と化すか―――――――**************** 再び意識が朦朧とし、次第に重なりゆく白い靄に視界が包まれてゆく。すべてが白になり、また白が溶け始め、広がる景色が明瞭になってきた時には場面が変わっていた。眠っていた感覚はないが、どうやら眠りから覚めたところのようだ。 柔らかい春の朝日が
2025年2月17日 02:22
第1章を修正中の状態で、順番が前後してしまい申し訳ありません。ここから清春の1年前の記憶を辿る第2章となります。表現に四苦八苦しておりますが、続きも読んでいただけますと幸いです。 清春が目を開けると、その視界には安堵の表情を浮かべ両横から覗き込む双子の妹である天音と4つ離れた異父弟の樹の顔、そしてその間に覗く見慣れぬ天井――――――と何故か一瞬思われた、見慣れた天井が映し出された。
2025年2月1日 20:37
第1章の最後の話です。何度も書き直してしまっていますが、少しでも伝わる文章になっていると幸いです。 錦野から本部に戻ると、降り立った花弁舞う庭は柔らかな夕日に照らされ昼下がりとはまた異なる風情を見せていた。 飛び立つ際には向かう方向と眼下の景色のみに視線が向かい気付くことはなかったが、戻ってくる際に初めて空から見た天叢雲本部の全貌は、自然の中に佇む森厳な神社のよう