Clusterでワールドクラフト機能とクラフトアイテムの販売をしてみた
以前 Clusterにて新曲 Hollow のミュージックワールドを作成しました。
その時の記事はこちら
またHollowを含む新アルバムを各音楽配信サイトにて配信中です。
上記のワールドは Unity を使用して作成しましたが、
今回はUnityを使用せずに Cluster内だけでワールド制作ができる
ワールドクラフト機能を使用して作成してみました。
ワールドクラフトで制作
前々から気になっていた機能。
説明するまでもなく誰でも簡単に
Clusterアプリ上でワールド制作が出来ます。
感覚としてはマインクラフトの感じに近いかなという印象です。
アイテムは無料で使えるものも用意されていますし、
ワールドクラフトストアで有料のものを使用することも可能です。
ぽちぽちとアイテムを置いていくだけで作成できました。
1Fはイベントができるようなゆったりとした談話室 と
イベントで使用できるスクリーンを設置しました。
2Fは私の今までのリリース済みのアルバムが閲覧できるような
ギャラリーとしてみました。
こちらになります。
実は2Fに写っているアイテムは自作しました。
自作のアイテムもワールドクラフトでは使用することが出来ます。
自作クラフトアイテムの作成
ここからはUnityが必要となります。
上記記事を参考にして、
アルバムのアートワークが描かれているキャンバスに
クリックするとランダムで 5秒程度アルバムの楽曲が流れる
クラフトアイテムを作成しました。
クリックする処理はスクリプト(javascript)を使用することになるのですが、
PC版のワールドクラフトだと、デバッグしたり実際にコードを書き換えて
動作確認できるので非常に便利です。
(コードを書き換えた場合、そのまま最新版としてUnityを使用せずに
アイテムをアップロードすることも可能です。)
アップロード後は、すでに提供されているワールドクラフトのアイテムと
同じように自分のワールドに配置したり動かしたりできるようになります。
ただし、自身でUnityにてワールド制作をする時とは異なり
アイテムならではの制約があります。
サイズとかモデルとかはもちろんなんですが
自分が引っかかったのは
・1アイテムにつきワールドクラフトで利用する場合、ひとつの音声ファイルの長さは5秒以内、数は5個まで
・Video Playerを仕込んだアイテムは製作できない※
※これは
各アルバムのTeaser動画が映るスクリーンをアイテムとして作成して、
それをワールドクラフト内で設置しようと思っていましたが、
断念しました。
最後に、私の場合はアートワークも流れる音源もオリジナルのものなので
折角作ったアイテムをクラフトストアで公開しました!
ワールドクラフトストアに公開
アップロードした時点でPC版のCluster Webページから自分のアイテムが
閲覧できるようになるので、
そこから必要な情報(説明やサムネ画像)を入力して、申請を行います。
申請は大体1日くらい待ったら許可されました!
その後、公開をするとワールドクラフトストアで
販売されるようになります。
おお!販売されてます!
7アイテムをパッケージとしても購入可能となっています。
個人的には無料で共有しようと思ってたんですが、
最低価格が設定されています。
クリエイターエコノミーを推進するClusterの仕組みとしては大事ですよね。
1アイテムのみは引換チケット対象商品といって
コインを使用せずに交換できるようにしていますので
ご興味のある方はご使用ください
一応、商品自体のリンクはこちらです
本当はしたかったこと
実はワールドクラフトでやりたかったができなかったことを
最後につらつらと書いてみます。
・スクリーンに特定の画像、動画を映し出した状態で
ワールド公開はできない。
→イベント開催時はもちろんできます。特定の画像が貼られたアイテムをクラフトして設置することはできるが、動画はできない
・他のワールドへのポータルを設置できない。
→Clusterのロビーへのポータルは設置可能ですが、特定のワールドへのポータルは設置不可
・BGMの設定はClusterが設定したプリセットのものしかできない。
ここら辺はUnityでワールド制作すれば実現はできるので、
今後のワールドクラフト機能のアップデートに期待しております!!!
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