世の中が動くときは、哀しみを通り過ぎなきゃダメなのかい?

ちょうど、地震の起きる1日前に事故物件サイトの大島さんのインタビュー記事を見てたんだ。その中で1行だけ心に飛び込んだ言葉がある。

「世の中が動くのは死人が出てから」

これだ。あまりにも悲しすぎる答えだ。ようやく3.11から日常を取り戻した人に、記憶を連鎖させる。

これが良いのか悪いのかは分からない。忘れようとしたけど悪夢が蘇ってくる人もいれば、あの日を忘れてはいけないっていう人もいる。

そして何かが、動き出すときは何かを失ってから。それから世の中が動き出すのは間違いない。

辛すぎる現実だ。いつの時のどんな話題のニュースも問題が起こったから防ぐように決まりごとを作る。ひどい時には繰り返し起こってからだ。もっと様々な可能性を予測して対応しうる解決策を用意することはできないのだろうか。

** まるで何事もなかったように過ごす幸せ**

どうか未然に防ぐことのできる未来が僕らに来ますように。