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説明がうまいと人生もうまくいく〜説明上手になれる本

こんちには、ブルーツ・リーです。

説明下手で損をしてないですか?
自分はまさに説明するとき、こんな課題があります。

・話が支離滅裂になる。
・結論が伝わらない。
・相手に思った通りに伝わらない。

このような話しに関する課題を解決してくれる本が、
「説明上手になれる本」

初版は2004年発行と少し古いですが、
本書は図解を用いながら、
とても分かりやすく説明されており、
今読んでもコミュニケーションの十分なノウハウを
体系的に身につけられる良書です。

今回はブルーツ・リーが本書の中から、
説明上手になるために知っておきたい要点をまとめました

①説明上手になるためのポイント


説明上手になるためには以下二つのポイントがある。

1、話の組み立てを考えること
2、相手のことを考えること

1、話の組み立て方


「序論(説明の目的)」
「本論(目的とすることへの話の展開)」
「結論(まとめ)」

この三段階法が基本である。

しかし場合によっては、

「結論→本論」のみ

など、説明目的が明確であれば状況に応じて組み立てが変わってくる。

2、相手のことを考える

まず重要なのは、
説明に「明確な目的」を持つ事。

そのうえで、説明の準備段階では
以下の5つのポイントを考えておく。

①説明の相手は誰か(WHO)
②なんのために説明するのか明確に(OBJECT)
③何を伝えなくてはならないのか整理しておく(WHAT)
④どのようにして説明するか構想を練っておく(HOW)
⑤その結果、何を期待するか説得目標を決めておく(GOAL)

②筋が通る話に必要な六つの法則性

人間の頭の働きは一定の法則性があるため、
法則性を知って話すことで筋が通る。

その六つの法則性の順序は以下のとおり

① 時間の順序 
→出来事の起こった時間軸で話していく。場合によっては逆からでもよい。 

② 空間の順序 
→ 上下左右、前後、遠近など位置関係の順序に従って話していくと分かりやすい。

③重要さの順序 
→重要度の高い順に話していく。人は最初に話されたことに対して強い印象をもつ。

④既知から未知への順序 
→ はじめは相手が知っていることから話すことでイメージしやすく、聞こうという気持ちを起こさせる。

⑤因果関係の順序 
→ 原因と結果、どちらから最初に話すかは内容次第。結果から話すと相手は聞きやすい。

⑥一般から特殊への順序 
→広く知られた当たり前のことから話して相手の聞く姿勢をつくらせる。

③説明は「3S」を心がける

説明には、以下の「3S」を心がける

①Simple
②Smooth
③Smart


①Simple
説明の目的は何か、主題は何か、
中題は何か・いくつ提示するか、
小題は何か・いくつ提示するか、
支援文はどうするか

②Smooth
序論→本論→結論の流れをつくる

序論
└ 相手に聞く姿勢をつくらせて、話の全体像を描かせる 
本論
└主題を提示し展開する。一般例、具体例を使う。感情に訴える。
結論

└序論の目的と本論での結果を上手に結びつける3.結論

③Smart
SimpleとSmoothを何度も何度も検討する

④説明力がさらに増す5つのポイント

1、主要論点を絞り込む
説明時には、あれもこれもと説明をしたがるが、
知ってること全てを話さない。

主要論点は、せいぜい「3つ」までに絞り込む。

2、相手から信頼感を得る
相手から信頼感を得るためには、メリットだけでなくデメリットも話す。
デメリットは強調せずにさらっと話し「大丈夫」と伝えることでデメリットの印象を薄める

3、調査・分析が十分であることをほのめかす
説明は実際に話しをした事以外にも、調査やヒアリング、分析など苦労が多い。
説明の側には例えば実際に●●にヒアリングしたなど、調査・分析が十分であることをほのめかす。

4、重要箇所で同じことを何度も繰り返して言う
やみくもに繰り返すとしつこいと思われる場合は、言葉を変えて同じ意味の言葉を繰り返す。

5、質問の受け答えも大事な説明である
質疑応答を進める上での注意点は以下。

①十分な事前準備、想定問答集を作っておく
②質問をしっかり聞き、意味を把握する
③質問の意味が分からない時は、聞き返して確認する。
「こんな質問ですか」など相手を誘導する質問への答え方に。
④質問の答えに自信がある場合は、はっきりした口調で相手の目をみて答える
⑤質問の答えを用意していない場合は、「当たらずといえども遠からず」で答える
⑥それでも心配であれば、あとで答えを伝える旨を告げる
⑦いい加減な答えは言わない
⑧間違った答えを言った場合は、すぐに訂正の連絡を入れる
⑨あえて質問の答えになっていない場合は「質問の答えになっていないかもしれませんが」と断りを入れる。

人間は感情の動物なので、
理性と感情がケンカしたら感情が勝つ。
事前準備は論理性を徹底的に追求し、
本番では笑顔をみせて相手の存在を認めているといった態度で臨む。

⑤あがりをコントロールする方法

緊張やあがりはつきもので、これ自体は決して悪いことではない。
あがりをコントロールするには以下の4つの方法が効果的。

①あがりに寄り添う、あがりを積極的に受け入れて良き友とする

②準備をしっかりし、練習に練習をかさねる

③イメージトレーニングをする

④場数を多く踏む


また以下を習慣的に練習していくことで、
本番では見違えるほどの説明力が発揮できる。

・周りの説明上手を徹底的に真似る。真似抜き通したところに自分のオリジナリティが現れる 

・即席話の練習方法は、決められたテーマを時間内(1分間、3分間)に話す

・動画で自分の説明をチェックして改善点を直していくことで、説明能力は格段に進化し自信を持てるようになる。

⑥まとめ

いかがでしたでしょうか。

普段から行き当たりばったりの説明で、
うまく説明ができなかった自分でしたが、 
これからは話の
「組み立て方」を考え、
「説明する相手」を考え、
本書で学んだポイントを知りながら、
「事前準備」を入念に行うことで、
説明上手になりたいと思います。

説明がうまくなると、
仕事も人間関係もより一層うまくいくと思うので、
説明が苦手なひとはぜひ実践してみてください。


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