映画「僕のワンダフル・ライフ」を観て
9月18日「僕のワンダフル・ライフ」という映画を観た。
原題は「A Dog's Purpose」。2016年のアメリカ映画で、ラッセ・ハルストレム監督の作品だ。
キャストは、大人のイーサン役のデニス・クエイド、ハンナ役のペギー・リプトン、カルロス役のジョン・オーティスなどである。
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あらすじは、
計5回生まれ変わった犬が2回目に飼われた飼い主の元へ5回目に生まれ変わって帰還するまでを、時代の変遷とともに描くラブストーリー。
1回目の仔犬はレトリバー系の雑種、生後数ヶ月で殺処分されてしまったらしく「何のために生まれて来たのか?」という生涯に渡る疑問を持つことになる。
2回目は赤いレトリバーと言われた。譲渡会のようなところから脱走したところを捕まって売られそうになり車内で熱中症で死にかけたところをイーサンと母のエリザベスに救われベイリーと名付けられ大事に育てられる。
イーサンの父ジムはトップの成績を誇る営業マンだったがオフィス勤務が希望で、上司を招いたディナーの席でイーサンとベイリーがトラブルを起こし昇進が反故となったことからイーサンの成長と共にアルコールで生活が乱れ遂に家を出る。
イーサンはハイスクールのアメフト部で活躍しハンナという恋人もでき人気者になったがトッドというチームメイトはそれを僻みある夜イーサンの自宅に放火、イーサンは脚を怪我してせっかく奨学金が決まっていたアメフト選手生命を絶たれる。 自暴自棄になったイーサンは祖父母の家で引きこもりハンナにも別れを告げる。
その後農業系の学校に入ってベイリーと離れたがベイリーはその後すぐ体調を崩し、呼び戻されたイーサンに看取られ息を引き取る。
3回目の転生では雌の警察犬エリーとして大活躍し、ある日少女を助け飼い主のカルロスの危機を救ったが犯人に撃たれてしまう。
4回目のコーギーのティノは女子大生マヤに可愛がられ、マヤの恋愛結婚出産を見守りマヤの結婚相手のアルが飼っていた雌の大型犬ロキシーと楽しく生活する。ロキシーが病死し後を追うようにティノも亡くなる。
5回目はセントバーナードのワッフルズ。ウエンディという女性が引き取っていくがパートナーのヴィクトールから嫌がられ、散歩にも連れて行って貰えず虐待された挙句捨てられてしまう。
でもあの家には帰りたくないと自ら街を出て彷徨った末に50歳ほどになったイーサンがひとりで暮らすあの祖父母の農場に辿り着く。イーサンにバディと名付けられ家族にと受け入れてもらった。これまで独身でいたイーサンを幸せにしたいことと、自分がベイリーであると知ってもらいたいバディは?
と、いった内容。
で、観終わっての感想。
動物の映画なので、毛嫌いしていたが・・・
最初、タイトルを見て、「動物の映画?じゃ、やめようか・・・」というのが、観賞前の正直な気持ちだった。ボクは動物を飼っていない。動物は嫌いではないけれど、飼うほどの時間に余裕がない。なので、動物の映画など観ても面白くないと思っていた。
しかし、これが、とても面白かった!
先入観を持っていたことを、反省した。
すばらしい愛の映画だった
この映画、結論を言えば「素晴らしい愛の映画」だった。もちろん人間同士の愛は分かっている。でも、人間と犬との間で、心が通う愛もある。
犬を飼っていないボクが言うのもなんだが、犬も猫もそれ以外の動物にも、人間との間に愛が生まれることもあると感じた。
観終わったあとに、優しい気持ちになった。
犬にも、人間同様、思いがある
この映画は主眼が犬にある。何度も生まれ変わる魂。犬にとって飼い主は、運命を変えるぐらい大きな存在である。飼い主がひどければ、犬の運命も悲しい結果になってしまう。飼い主に愛があれば、犬の運命は愛をたくさん受け、さらに愛で返す運命が待っている。
犬自身に、人間同様の思いのようなものがあると、この映画を観て感じた。
ちょっと、犬を飼いたくなった
映画を観終わったあと、犬を飼いたくなった。
なんてかわいいのだろう。そのまなざしは、しっかりと人間の思いを理解しているようにさえ感じる。
今は犬を飼う余裕はないが、いつかその日が来たら飼ってみたいのである。
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