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映画「グッドナイト・ムーン」を観て

12月29日「グッドナイト・ムーン」という映画を観た。
英題は「 Stepmom」。1998年のアメリカ映画で、クリス・コロンバス監督の作品だ。

キャストは、イザベル役のジュリア・ロバーツジャッキースーザン・サランドン、ルーク役のエド・ハリスアンナ役のジェナ・マローンなどである。

あらすじは、

イザベルはニューヨークで活躍している女性カメラマン。ある日、弁護士のルークと出会い、恋に落ちた彼女は、彼と同棲することになる。だが、彼には前妻ジャッキーとの間に二人の子供がいた。子供たちに気に入ってもらおうと奮闘するイザベルだったが、ジャッキーになついている子供たちの気持ちはなかなか変わらなかった。しかし、ジャッキーの身にあることが起こったために、彼女たちの運命は大きく変わろうとしていた。

というところから始まる内容。

で、観終わっての感想。

一筋縄でいかない、子連れの結婚

子連れの結婚の難しさ。
特に年頃の子どもがいる家庭は、簡単にはいかない。
この映画の中では、そのストーリーがうまく描かれている。
映画の中では2人の子どもが出てくる。まだ幼いベンはそこまでではないが、10代前半のアンナにとっては、イザベルは異物でしかない。
さらに言えば、実の母親とは毎日のように会える関係である。
この複雑な家庭の中で、イザベルが折れることなく行ってほしいと、鑑賞者は彼女の心理に共感してゆくのである。

イザベルが可哀そうになる

そう、問題は実の母親が毎日のように、会える…というか、会う環境にあることなのだ。これでは、うまくいくはずがない。イザベルはなかなか子どもたちとの心の距離を縮めることができないのである。さらに言えば、子どもを産んだことが無い母親が、実の母親にかなうわけがないのである。
イザベルは、何とかその距離を縮めようとする努力をするが、様々な事件が起きてしまう。観ていて可哀そうになってしまうのである。

子どもたちとイザベルが、ジャッキーのプレゼントしたもの

そんな中で、ジャッキーの体調不良がガンであることがわかる。
徐々にジャッキーの気持ちが、イザベルに子どもたちの未来を託さなけらばならない方向へ動いてゆく。
イザベルも腐ることなく、子どもたちとの心の距離を縮めようと努力を続けていた。
ジャッキーへのプレゼント。目を開けないで!と連れて行った部屋の中には、アンナとベンの等身大のモノクロの写真が、所狭しと並べられていた。
ボクは、何故かこのシーンに、込みあげるものがあった。
イザベルの優しさを感じるシーンである。

幼いベンが可愛くて魅力的

この映画の中の、幼い少年のベン。
彼の持ち味が最高だった。
とにかく、表情が可愛らしい。映画の中の行動も凄くほほえましい。
彼の魅力を、最大限に出している映画ではないだろうか。
この子役のその後の活躍はどうなのだろう…と調べてみたが、さほどの作品には出ておらず、現在は俳優業をしていない感じである。
どんな大人に成長していったのか、観たみたかったというのが本音である。

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