9月26日、「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」という映画を観た。2007年のアメリカ映画で、原題は「Charlie Wilson's War」。マイク・ニコルズ監督の作品だ。
キャストは、チャーリー・ウィルソン役のトム・ハンクス、ジョアン・ヘリング役ジュリア・ロバーツ、ガスト・アヴラコトス役のフィリップ・シーモア・ホフマンなどである。
といった内容。
で、観終わっての感想。
期待外れのトム・ハンクス主演
トム・ハンクス主演の映画ということで、この映画を選んだ。
そして観終わって、感じたのは「期待外れ」の映画ということだった。
トム・ハンクスクラスの俳優が出ている映画は、きっとハズレが無い・・・
そう思って鑑賞するも、撃沈された。
公開の2007年頃はこれで良かっただろうが・・・
ソ連のアフガン侵攻は、ボクも記憶の中にもちろんある。
あの当時は、冷戦真っただ中。いわゆる、西vs東の構図。
お互いに一触即発で、戦争が起きてもおかしくない時代だった。
その流れでの映画だったのだろう。
でも、今見ると、すごく違和感を感じるのだ。
戦争は正義と正義の戦い。どちらも正義を主張し相手を殺す。
だから、どちらが善でどちらが悪もないと思うのである。
戦争は、一方的な主観で描かれる
そう、このような映画は、一方的な主観で描かれる。
この映画でいえば、ソ連は悪、アメリカは善。
仕方ないことではあるが、それに違和感を感じるのである。
主人公の功績、そして素行
主人公のチャーリー・ウィルソン下院議員。
結局、CIAからの異例の文民としての功労賞を受ける。
でも、彼が行ってきたことは、確かに結果には出ていたが、手放しで称えられるものなのだろうか。
完全にアメリカ視点の映画。
ボク自身は、あまり共感できなかったのが本音である。