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映画「ゴッドファーザー」を観て

4月27日「ゴッドファーザー」という映画を観た。
原題は「The Godfather」。1972年のアメリカ映画で、フランシス・フォード・コッポラ監督の作品だ。

キャストは、ドン・コルレオーネ役のマーロン・ブランド、マイケル・コルレオーネ役のアル・パチーノ、ソニー・コルレオーネ役のジェームズ・カーン、トム・ヘイゲン役のロバート・デュヴァル、ケイ役のダイアン・キートンなどである。

あらすじは、

第二次世界大戦終戦直後の1945年。ニューヨーク五大ファミリーの一角で、最大の勢力を誇るイタリア系マフィア「コルレオーネ・ファミリー」の邸宅では、ドン・コルレオーネの娘コニーの結婚式が盛大に開かれていた。ドンには他に3人の息子と1人の事実上の養子がおり、その中で末弟であるマイケルはただ一人裏社会には入らずに大学を経て軍隊に入り、戦場での活躍で英雄扱いを受けていた。式に参列したマイケルは婚約者のケイを家族に紹介し、祝福される。その華やかな雰囲気の一方で、ヴィトーは娘を凌辱された葬儀屋の男の請願を執務室にて受け、困惑しながらもその報復を部下に指示する。また、自らが代父となった歌手のジョニーからも懇願を受け、弱気なジョニーを叱咤激励しつつ、事実上の養子であり組織の弁護士かつ顧問であるトム・ヘイゲンを介して、ジョニーを干そうとしていたプロデューサーのウォルツを脅し、彼が大事に育てていた雄馬の首を切り取り、彼のベッドへと放り込ませる。
ある日、五大ファミリーのタッタリア・ファミリーの客分で麻薬密売人のソロッツォが、政治家や司法界への太い人脈を持つコルレオーネ・ファミリーに麻薬の取引を持ちかけてくる。麻薬取引を固く禁じるヴィトーは拒絶するが、長男で跡継ぎのソニーは乗り気の姿勢を見せたために、ソロッツォ(及びタッタリア)は邪魔なヴィトーを消せば取引は可能と考える。ソロッツォはヴィトー襲撃事件を引き起こし、ヴィトーは複数の銃弾を受けて昏睡状態となるも一命を取り留め、思惑が外れてしまう。一方のコルレオーネ・ファミリーではソニーが報復を訴えるも、全面抗争を避けるため様子を見ることになる。そんな中、夜半の病院で、いまだ意識の戻らない父の見舞いに来たマイケルは、味方の護衛達が警察の指示で追いやられたと知り、敵の暗殺者が迫っていることに気づく。マイケルは機転を利かせて父を別室に移し、同じく見舞いに来ていたパン屋のエンツォと共に玄関で見張りに立ち、近づいてきたタッタリアの襲撃者たちを素通りさせる。間もなくタッタリアの依頼を受け護衛たちを帰らせたマクラスキー警部が病院に到着し、目論見を失敗させたマイケルの顔面を殴りつける。トムの機転で護衛問題は片付くが、再度父を狙われたことに激怒したソニーはタッタリアの跡継ぎブルーノを殺害し、ここに全面抗争が確定する。また、父を守る思いと怒りに燃えるマイケルは裏社会に入ることを決意して兄ソニーや父の盟友で幹部(カポ・レジーム)のクレメンザやテシオに相談する。そしてマイケルは、ソロッツォとマクラスキーとの会談に応じる振りをして、レストランでの交渉の席で二人を射殺すると、ケイに黙ったまま、組織と縁が深いシチリア島へ高跳びする。
その後もニューヨークでの抗争は熾烈を極め、コルレオーネ・ファミリーはソニー指揮の下でタッタリアに大損害を与えていた。コルレオーネの勝利が間近と見られていたが、そんな折に、ソニーは妹コニーがその夫のカルロより日常的に暴力を受けていることを知って激しく怒り、義弟カルロを問い詰めるために単身屋敷を飛び出してしまう。その隙を狙われ、ハイウェイの料金所にてソニーは刺客たちから短機関銃の集中射撃を浴びて無残に殺される。一方、シチリア島で知り合った現地の美女アポロニアと結婚し安穏とした生活を送るマイケルにも敵の手が伸び始めており、護衛役のファブリツィオの裏切りでアポロニアが爆死する。
意識を回復するもまだ体調は万全ではないヴィトーは息子ソニーの死にショックを受けつつ、タッタリアとの手打ちを決める。コルレオーネに次ぐ勢力を誇るバルジーニが仲介役となって五大ファミリーの会合が開かれ、その場でヴィトーは麻薬取引を部分的に認めつつ、残る息子マイケルの身の安全を要求し、タッタリアとの講和が結ばれる。その帰途、ヴィトーはトムに今回の騒動の黒幕はバルジーニだと指摘する。
ヴィトーは帰国したマイケルを正式にファミリーの跡継ぎにすることを決め、自らは相談役として退く。若く新参のマイケルに不安を覚える部下たちも多い中、マイケルは5年以内にファミリーを合法化して一部のシマは譲ると言い、また有能だが平時の人材と目する義兄トムを遠ざけ、ファミリーの仕事をしたがっていた義弟カルロを重用する。加えてマイケルはケイと再会して結婚し、2人の子供をもうける。しかし、コルレオーネ・ファミリーは落ち目だと内外にみなされ始めており、ラスベガスを新天地とする構想は、次兄フレドを預かっているラスベガスの有力者モー・グリーンとの対立で破綻する。また、死期が近いことを悟ったヴィトーは、マイケルに自分の死後にバルジーニが動き出すだろうと忠告し、さらに彼との会談を持ちかけてきた者が裏切り者だと指摘する。間もなくヴィトーは孫と庭の菜園で過ごしている際に心臓発作で亡くなり、その葬儀の場でテシオがバルジーニとの会談を持ちかけてくる。マイケルは会談の日を自らが代父(ゴッドファーザー)となる妹コニーの息子の洗礼式の日と定める。
洗礼式当日、マイケルは信頼するロッコやアル・ネリらに命令を下し、バルジーニを含めたニューヨーク五大ファミリーのドン全員と、モー・グリーンの同時暗殺を実行する。さらにテシオを粛清し、実は家庭内暴力が故意のもので、バルジーニにそそのかされてソニー暗殺計画の一端を担っていたカルロをも粛清する。
数日後、転居を控えたコルレオーネ邸に酷く取り乱したコニーが現れ、洗礼式の日に幼子の父親であるカルロを殺したこと、そもそも初めから殺すために手元に置く目的で重用していたことなどを指摘し、兄マイケルを人でなしと罵る。それを聞いて心配になるケイは事実かとマイケルに問うが、彼はこれを否定する。表面的には安堵の顔を浮かべるケイであったが、書斎に入ってきたカポ・レジームたちが新たなドン・コルレオーネとしてのマイケルに忠誠を誓う姿と、不安気な表情の妻の目の前でドアが閉じられるところで物語は終わる。

出典:Wikipedia

といった内容。

で、観終わっての感想。

3時間なのでなかなか観れなかった映画

映画「ゴッドファーザー」。もちろん知っている。そして誰もが知る作品である。しかし、かつてボクはTV放送されたとき(子どものころだと思う)に、断片的に観た記憶しかない。
そして今回、この映画を観ることを決断した。というのも、この映画は長い。3時間近い映画なのだ。だから、なかなか観る機会が無かったのである。
そして、鑑賞していて気付いた。ボクの断片的な記憶とは全く違う映画だったからである。じゃあ、ボクが記憶していたのは何の映画だったのだろう?
そう思うくらい違う映画だった。

マイケルがゴッドファーザーになるまで

映画は、ドン・コルレオーネがゴッドファーザーの時代から始まる。その次の代になる気持ちさえないマイケルの姿もそこに映し出される。
その、全く異質なマイケルが、どうやってゴッドファーザーになっていったのか、そんな話がこの映画だろう。
周りのファミリーも、マイケルを青二才ととり、少し馬鹿にするくらいである。そんなマイケルが、変貌してゆくのだ。それは根底に流れている、コルレオーネ家の血と言った方がいいかもしれない。

銃弾を受け復活したドン、しかし死はあっけなく

ドンは、街中で突然襲われ、銃撃を受ける。
奇跡的になんとか復活したドン。しかし、もうその体力は落ち、ソニーが殺害されたあと、ゴッドファーザーの座をマイケルに託す。
ドンは孫と遊んでいるときに、あっけなく息を引き取る。
あれだけの銃弾を身体に受けても死ななかったドン。しかし、死はそんな彼でさえ簡単に訪れるのである。

結局、マイケルはファミリーからは離れることができない

この映画で思ったこと。
マイケルの意思がどうであろうと、結局ファミリーから離れることはできないということである。マイケルが生まれたコルレオーネ家。もう、この家に生まれた以上、その運命を変えることはできない。
そして、根底に流れる血は、いくら本人がそう思おうと、変えることはできない。

この映画は、マイケルという人間がどのように変わっていったのか、その心理も含め描かれている。
3時間の映画は普段観ないが、この映画を観ないわけにはいかないと思い鑑賞。今後、観返すことは無いが、誰もが知る作品はやはり観る価値があると思った。

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