4月27日「ゴッドファーザー」という映画を観た。
原題は「The Godfather」。1972年のアメリカ映画で、フランシス・フォード・コッポラ監督の作品だ。
キャストは、ドン・コルレオーネ役のマーロン・ブランド、マイケル・コルレオーネ役のアル・パチーノ、ソニー・コルレオーネ役のジェームズ・カーン、トム・ヘイゲン役のロバート・デュヴァル、ケイ役のダイアン・キートンなどである。
あらすじは、
といった内容。
で、観終わっての感想。
3時間なのでなかなか観れなかった映画
映画「ゴッドファーザー」。もちろん知っている。そして誰もが知る作品である。しかし、かつてボクはTV放送されたとき(子どものころだと思う)に、断片的に観た記憶しかない。
そして今回、この映画を観ることを決断した。というのも、この映画は長い。3時間近い映画なのだ。だから、なかなか観る機会が無かったのである。
そして、鑑賞していて気付いた。ボクの断片的な記憶とは全く違う映画だったからである。じゃあ、ボクが記憶していたのは何の映画だったのだろう?
そう思うくらい違う映画だった。
マイケルがゴッドファーザーになるまで
映画は、ドン・コルレオーネがゴッドファーザーの時代から始まる。その次の代になる気持ちさえないマイケルの姿もそこに映し出される。
その、全く異質なマイケルが、どうやってゴッドファーザーになっていったのか、そんな話がこの映画だろう。
周りのファミリーも、マイケルを青二才ととり、少し馬鹿にするくらいである。そんなマイケルが、変貌してゆくのだ。それは根底に流れている、コルレオーネ家の血と言った方がいいかもしれない。
銃弾を受け復活したドン、しかし死はあっけなく
ドンは、街中で突然襲われ、銃撃を受ける。
奇跡的になんとか復活したドン。しかし、もうその体力は落ち、ソニーが殺害されたあと、ゴッドファーザーの座をマイケルに託す。
ドンは孫と遊んでいるときに、あっけなく息を引き取る。
あれだけの銃弾を身体に受けても死ななかったドン。しかし、死はそんな彼でさえ簡単に訪れるのである。
結局、マイケルはファミリーからは離れることができない
この映画で思ったこと。
マイケルの意思がどうであろうと、結局ファミリーから離れることはできないということである。マイケルが生まれたコルレオーネ家。もう、この家に生まれた以上、その運命を変えることはできない。
そして、根底に流れる血は、いくら本人がそう思おうと、変えることはできない。
この映画は、マイケルという人間がどのように変わっていったのか、その心理も含め描かれている。
3時間の映画は普段観ないが、この映画を観ないわけにはいかないと思い鑑賞。今後、観返すことは無いが、誰もが知る作品はやはり観る価値があると思った。