12月3日「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」という映画を観た。
原題は「Harry Potter and the Deathly Hallows」。2011年のアメリカとイギリスの合作映画で、デヴィッド・イェーツ監督の作品だ。
キャストは、ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフ、ロン・ウィーズリー役のルパート・グリント、ハーマイオニー・グレンジャー役のエマ・ワトソン、ミネルバ・マクゴナガル役のマギー・スミス、ルビウス・ハグリッド役のロビー・コルトレーン、セブルス・スネイプ役のドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンなどである。
あらすじは、
といった内容。
で、観終わっての感想。
スネイプの涙から知る真実
今まで、このシリーズの映画7作を観てきた。
その内容の中に、スネイプを養護できるシーンは、ほとんどなかった。
ただ、何だか憎めない何かがある。
それを、この最終作で種明かしされている。
まさに「大どんでん返し」である。
スネイプは、実はいい人だった。
ハリーの父にはいじめられたが、母(リリー)には幼少期から相当な恋心を持っていた。そして、リリーの死後も、彼女を思い続けていたのである。
また、ダンブルドアを殺したのも、彼自身から頼まれていたことだったのだ。それら過去を振り返ると、スネイプは実に可哀そうな感じがするのだ。
最終的に、敵に殺されてしまうが、ハリーに涙を取らせ、記憶を呼び起こさせる。
それにより、真実が明らかになるのである。
最終作でも、名言が目白押し
ハリーポッターの作品の中には、名言が散りばめられている。
そして、その名言には様々な種類があるが、ボクが好きなのはユーモアがある名言である。
*「6カ月ぶりの再会なのに、兄貴は無視かよ!」
これは、ロンから出たセリフである。6か月ぶりにジニーと再会。でも、彼女の視線はハリーにしか向いていない。そこで出たセリフである。
ついつい吹き出しそうになる。ロンは結構こんなセリフをたくさん出してきてくれたと思う。
*「この呪文を一度は使ってみたくて」
ミネルバ・マクゴナガルから出たセリフである。たぶん、最終的な危機に陥ら慣れれば、絶対に出すことのない呪文。本当は、相当恐ろしい状況にある中で、ほっとさせられるユーモアのあるセリフである。
*「ルーナはどこ?命のあるうちに、この気持ちを伝えたい」
ちょっと内気なネビルが言ったセリフである。本当に、何だか心が熱くなるようなセリフだった。この言葉がネビルから出されたのも、相手がルーナなのも、感動ものである。
他にもたくさんあるが、この辺にしておきたいと思う。
19年後のシーンに、なぜか涙腺が緩む
そして何よりも、19年後のシーンが、一番ボクの中でのお気に入りのシーンである。
ハリーとジニーは結婚し子どもがいる。ロンとハーマイオニーも同じである。
そして、自分たちがそうだったように、学校に行くためのホームにいる。
そこに見えるのが、マルフォイ。彼も同じように子どもを学校に送り出しに来ている。しかし、ハリー達との間に以前のような、敵対関係はなく穏やかである。これだけでも涙腺は緩む。
そして、何よりも、ハリーの子ども(男の子)に着けて名前が、ダンブルドアとスネイプの両校長の名前をもらっていた点である。
平和なシーン。
そして、すっかり大人になったハリー達。
もう、このシーンだけで、満足である。