映画「MONDAYS」を観て
８月２４日「MONDAYS／このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」という映画を観た。２０２２年の日本映画で、竹林 亮監督の作品。
キャストは、吉川朱海役の円井 わん、永久茂役のマキタスポーツなどである。
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あらすじは、
過酷な労働環境の小さな広告代理店で働く吉川たち。次から次に降ってくる仕事の影響で、オフィスに泊まって迎えた月曜日の朝。鳩が窓ガラスに激突した衝撃で一同が目覚めるという気分の悪い朝だった。そこに部長が出勤してきて、吉川は仕事を再開しようとするが、後輩の遠藤と村田から「僕たち、同じ一週間を繰り返しています」と告げられる。しかし、余裕のない吉川は聞く耳を持たず仕事に戻ってしまう。
遠藤と村田が吉川に対し粘り強くタイムループの根拠を示し続けるうち、ある月曜の朝、吉川は鳩の窓ガラス衝突を契機に記憶がフラッシュバックし、自身がタイムループしていることを認識する。遠藤と村田は「タイムループの原因は部長が身に着けている怪しいブレスレットにある。彼がタイムループを認識し、ブレスレットを自身の手で破壊しない限り、このループから脱出できない」という推論を吉川に伝え、吉川→森山→平→部長の順で上申し、全員にタイムループを認識させる作戦を提案する。
と、いった内容。
で、観終わっての感想。
おもしろかった
素直に、おもしろい作品だった。
単に、タイムループを繰り返すだけでなく、微妙に話が展開してゆく。
その展開ぶりがおもしろいのだ。
主人公は恐らく、キャリアウーマンの吉川だろう。
しかしながら、彼女を中心とした流れではない。
そしてタイムループしている中で、段階を経て部長に話を持ってゆくところも、会社員的で笑えた。
マキタスポーツ、いい味を出している
この映画の中で、いい味を出しているのは、マキタスポーツ演じる部長だろう。これまた、昭和の匂いがプンプンがして、なぜか憎めないキャラである。会社帰りに飲み会に誘う部長。ちょっとしたおやじギャグがボクには刺さった。漫画の投稿を説得するのにも、何回ものループを繰り返す。高圧ぶりは全くないけれども、そのうだつが上がらない感じはまさに適役である。
広告代理店の裏側も、サラっと
ループしながらも、吉川が引き抜きにあおうとしている、大手の広告代理店にでかける場面がある。広告代理店業界の裏側をサラッと見せてくれている。それをテーマにしてしまうと問題になる可能性がある業界だけに、こういう見せ方で内情を見せてくれるのは良かった。
最後に、何か来る感があるのもいい
ついに繰り返されていたタイムループが終わる。
しかし、ほんとに終わったの？と思わせるような緊張感が漂っている。
エンドロールが終わった後に、まだ映像が出てくる。
あれっ？これはヤバいのか？と思わせて・・・。
なるほど、そう来たかという感じになった。
この映画。
期待はせずに観たが、おもしろい作品だった。