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映画「ペーパー・ムーン」を観て

8月12日、「ペーパー・ムーン」という映画を観た。原題は「Paper Moon」。1973年のアメリカ映画で、ピーター・ボグダノヴィッチ監督の作品だ。

キャストは、モーゼ・プレイ役のライアン・オニール、アディ・ロギンステータム・オニール、トリクシー・デライト役のマデリーン・カーンなどである。

1935年の大恐慌期のアメリカ中西部。聖書を売り付けては人を騙して小金を稼ぐ詐欺師のモーゼが、交通事故で亡くなった恋人の娘アディと出会う。アディをミズーリに住む伯母の家まで連れて行くよう頼まれたモーゼは、事故の慰謝料200ドルをせしめた上でアディを列車に乗せようとするが、アディはその金が自分のものだと主張。モーゼは嫌々ながらもアディを車で送り届けることになった。アディはモーゼが自分の父親なのではないかと尋ねるが、モーゼは否定する。
アディは大人顔負けに頭の回転が速く、モーゼの相棒として次々と詐欺を成功させながら旅を続ける。しかし、モーゼの前にダンサーだという白人の女トリクシーが現れ、旅に同行するようになった。車の後部座席に追いやられ、稼いだ金を浪費されたアディは、トリクシーの付き人の少女イモジンの協力のもと、モーゼとトリクシーを破局させることに成功する。
トリクシー達と同行していた間に所持金が少なくなっていたモーゼとアディは、偶然見つけた酒の密売人相手に詐欺を仕掛けることにした。ところが密売人と結託していた保安官に捕まってしまう。逃走に成功し、オンボロのトラックでミズーリに入った二人だったが、街で詐欺を働こうとしたところで追ってきた保安官に見つかり、所持金をほとんど奪われる。モーゼはアディを伯母の家へと連れて行った。最後にアディはモーゼに自分の父親ではないかと再び尋ねるが、モーゼは否定し、その場を去る。伯母はアディを温かく迎え入れる。
モーゼが坂道でトラックを止めて一服していると、アディが荷物を提げて駆けてきた。モーゼは同行を拒否するが、アディはまだ200ドルの貸しがあると主張する。そのとき無人のトラックが勝手に坂道を進み始めた。ため息をついたモーゼは、アディの荷物を持ち、アディを促して走り出す。二人が乗り込み、小さくなっていくトラックを映して物語は終わる。

出典:Wikipedia

といった内容。

で、観終わっての感想。

前から観たかった作品

この映画。子どもの頃トップ画像にあるような画像でプロモーションしていたことを思い出す。今のように、映画は身近ではなく、映画館に行かなければ見ることはできない時代。ボクはまだ子供なので当然見ることはできない。だから、当時はTVで映画をよく放送していた時代だった。
なので、TV放送もされたのかもしれない。でも、まだまだ洋画を観るなんて年頃ではなかった。それだけに、ずーっと観ないできた作品だった。

オニール親子の競演の映画

なんといっても、実の親子の競演の作品として、この映画は有名だ。ライアン・オニールとテイタム・オニール。この作品を観るまでは、テイタムの子ども時代のイメージがわかなかった。実際に見て、うーーん、かわいいって感じではない、むしろ生意気で、愛想の無い子のように見える。まあ、そういう役柄なのでそう見えるのは当たり前いかもしれない。

50年以上前の作品。やはり時代を感じる・・・

作品的には、今の時代に見ると何とも滑稽な場面が多い。それは仕方ない。だって50年も前の作品なのだから。当時の禁酒法がらみの話や、1935年の時代背景を感じる。
詐欺の手口も時代感がある。少女のアディの母親の死により、母と親しい関係にあったモーゼ。その彼が、アディを別州の伯母のところまで送り届けるという間に起きるドタバタ劇。
最後には伯母宅を出て、再びモーゼとともに車に乗りどこかへ行くというエンディング。アディはモーゼ完全に父と思っているのだろう。モーゼも、もしかしたらと思っているのかもしれない。

テータム・オニールってほとんど映画に出ていなかったんだね・・・

テータム・オニールは、ボクがまだ少年時代に、当時の映画雑誌で女優の人気No.1,2を争う位置にいた。
もちろんボクは彼女の映画を観たことが無かった。なので、その後の映画作品にたくさん出ているのかと思いきや、ほとんど出ていないことを知る。「がんばれベアーズ」は知っているが、あとは全く知らないし、現在まででも10作品も出ていない。
若い頃テニスプレイヤーのマッケンローと結婚したことは有名であるが、その後離婚してからは彼女のことはボクの耳には入らない。
あの頃雑誌で人気があったのは、何故なのだろう?
本当に不思議である。

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