映画「リトル・エッラ」を観て
10月13日、「リトル・エッラ」という映画を観た。2022年のスウェーデン・ノルウェー合作映画で、原題は「Lill-Zlatan och morbror Raring」。クリスティアン・ロー監督の作品だ。
キャストは、エッラ役のアグネス・コリアンデル、トミー役シーモン・J・ベリエルなどである。
といった内容。
で、観終わっての感想。
最初に行っておく。原作が”絵本”として観賞すべし!
まず、この作品。真面目に観てはいけない。
内容自体は、映画の作品としてはつまらない。
それもそのはず、原作は「絵本」なのだ。
スウェーデンの絵本作家ピア・リンデンバウムによる「リトルズラタンと大好きなおじさん」を映画化したもの。
それならば納得である。
絵本を読んではいないが、そういう観方をすれば、とても可愛らしい作品になる。
映像の色がキレイ!
映画の中の映像。特に、色がキレイに感じた。
絵本が原作ということで、そのあたりも考えて映像を撮影したのかもしれない。
また、コメディー的要素も強い。
ストーリーの中の三つ子のシーンや、車のエンジンがかからなかったり、ゆっくりの運転だったり、ついつい笑ってしまうシーンも散りばめられている。
エッラの可愛いイタズラ
大好きなおじさんを取られまいとする、エッラの奮闘が可愛らしい。
この映画、ホームアローンか?というようなイタズラである。
原作が絵本と分かれば、可愛いイタズラである。
そのなかで、いたずらのアイディアを転校生のオットーからもらう。
そして、エッラに親友ができるのである。
今どきの映画
トミーとスティーブが男性同士の恋人であったりする。
日本ではありえない内容の絵本であるが、これも時代の流れかもしれない。
まさに、この時代の映画だと感じるのである。
最初にも書いたが、この映画自体は本当につまらない作品である。
もしご覧になるなら、「絵本」が原作ということを念頭に鑑賞してほしい作品だ。