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映画「リトル・エッラ」を観て

10月13日、「リトル・エッラ」という映画を観た。2022年のスウェーデン・ノルウェー合作映画で、原題は「Lill-Zlatan och morbror Raring」。クリスティアン・ロー監督の作品だ。

キャストは、エッラ役のアグネス・コリアンデル、トミーシーモン・J・ベリエルなどである。

人と仲良くするのが苦手なエッラが唯一心を許すことができるのは、大好きなおじさんトミーだけ。両親が休暇で出かける間、エッラはトミーと一緒に過ごすのを楽しみにしていた。ところが、オランダからトミーの恋人スティーブがやって来たことで、夢の1週間は悪夢のような日々に一変。トミーとスティーブは英語で話すため、エッラは彼らが何を話しているのか全くわからず、のけ者にされたような気持ちになってしまう。どうにかトミーを取り戻したいエッラは、転校生オットーの力を借りてスティーブを追い出すための作戦を企てるが……。

といった内容。

で、観終わっての感想。

最初に行っておく。原作が”絵本”として観賞すべし!

まず、この作品。真面目に観てはいけない
内容自体は、映画の作品としてはつまらない
それもそのはず、原作は「絵本」なのだ。
スウェーデンの絵本作家ピア・リンデンバウムによる「リトルズラタンと大好きなおじさん」を映画化したもの。
それならば納得である。
絵本を読んではいないが、そういう観方をすれば、とても可愛らしい作品になる。

映像の色がキレイ!

映画の中の映像。特に、色がキレイに感じた。
絵本が原作ということで、そのあたりも考えて映像を撮影したのかもしれない。
また、コメディー的要素も強い。
ストーリーの中の三つ子のシーンや、車のエンジンがかからなかったり、ゆっくりの運転だったり、ついつい笑ってしまうシーンも散りばめられている。

エッラの可愛いイタズラ

大好きなおじさんを取られまいとする、エッラの奮闘が可愛らしい。
この映画、ホームアローンか?というようなイタズラである。
原作が絵本と分かれば、可愛いイタズラである。
そのなかで、いたずらのアイディアを転校生のオットーからもらう。
そして、エッラに親友ができるのである。

今どきの映画

トミーとスティーブが男性同士の恋人であったりする。
日本ではありえない内容の絵本であるが、これも時代の流れかもしれない。
まさに、この時代の映画だと感じるのである。

最初にも書いたが、この映画自体は本当につまらない作品である。
もしご覧になるなら、「絵本」が原作ということを念頭に鑑賞してほしい作品だ。

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