映画「君たちはまだ長いトンネルの中」を観て
7月9日、「君たちはまだ長いトンネルの中」という映画を観た。YOUTUBE限定公開だったので、その時は無料で観れたが、現在は有料となっている。2022年日本映画で、なるせゆうせい 監督の作品だ。原作は消費税増税反対botちゃん。
キャストは、高橋アサミ役の加藤小夏、安倍晋太郎役の北川尚弥、中谷勇気役の北川尚弥、武藤あつし役の蒼木陣などである。
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あらすじは、
高校3年生の高橋アサミは、財務省の役人だった父・陽一郎の影響で政治に対して強い関心を持っていた。政治経済の授業で積極的に質問する彼女は、日本の未来のため自分に何ができるのか模索し、活気を失いつつある地元商店街を盛り上げようと同級生の安倍晋太郎や中谷勇気らと共に奮闘する。そんな中、タレント議員の武藤あつしとの出会いをきっかけに、アサミを取り巻く状況は大きく動きだす。
と、いったところから始まる内容。
で、観終わっての感想。
作品としては超B級映画
はっきり言おう。作品としては超が付くほどB級の映画である。
あえて、そうしているのか。狙わないでそうなったのかは定かではない。
ただ、この作品は映画として観るのではなく、多くの人に真実を知ってもらいたいという気持ちで作られたことは想像がつく。
だから、B級映画でいいのだ。
国の矛盾や経済の仕組みを知るためにはいい作品
その観点で行けば、ボクらがいかに国に騙されているかを知るうえで、とてもいい作品だと思う。なぜならば、普通のTVを見ていたら、気づくこともできないからである。
メディアも国も一切、真実を伝えない。
伝えない様に、国民をコントロールしているのだ。
そのこと自体に気づくのが、この映画の目的ではないだろうか?
ボクらは、完全にトンネルの中にいる
映画を観ていて思ったのは、トンネルの中にいるのは日本国民のほとんどであるということだ。若者もそうでない世代も、皆、何も見えない様に、暗闇のトンネルの中に閉じ込められているのだ。
自らトンネルを抜け出せないと、その景色を見ることもできない。
TV討論会なのにパイプ椅子(映画の予算がなかったのね・・・)
それにしても、よく映画化できたと思う。
映画の役者陣をみても、セットを見てもわかる。
特に顕著だったのは、TV討論番組なのに、全員がパイプ椅子だったことである。さすがに、ここまで予算がないのか・・・と、映画そっちのけで突っ込みたくなった。
これは、映画ではないと思う。
真実を知りたい人への、物語動画くらいに見ていた方がいい。
でも、知っておくことは重要かもしれない。