7月15日、「幸せの教室」という映画を観た。原題は「Larry Crowne」。2011年のアメリカ映画で、トム・ハンクス監督の作品だ。
キャストは、ラリー・クラウン役のトム・ハンクス、メルセデス・テイノー役ジュリア・ロバーツ、ディーン・テイノー役のブライアン・クランストン、タリア役のググ・バサ=ローなどである。
といった内容。
で、観終わっての感想。
主役のラリーは、可愛らしいおじさん
トムハンクス演ずる主役のラリー。何とも可愛らしいおじさんである。
そしてなんだか、人間的魅力にあふれている。
トムハンクスが演ずるので、よりそれが深みを増す。
映画では、誰よりも一生懸命に働いているホームセンターで、大学を卒業していないことを理由に、リストラされてしまう。
そこから、大学で学ぶ道へとつながるのである。
ラリーの魅力に、徐々に惹かれてゆく若者たち
大学では自分と違う年代の学生たちに混ざって勉強する。
最初は、それに戸惑いを隠せないが、徐々に仲間になってゆく。
そして、ラリーの魅力に年代を超えて惹かれてゆくのである。
この映画ではその部分も、楽しく見ることができる。
ついつい微笑んでしまう場面も多い。
大きな浮き沈みは無いが、安心して楽しめる映画だった
映画自体は、大きな浮き沈みは無い。安心して楽しめる映画である。
大学講師のテイノー教授との恋愛感情や、大学の仲間たちとの友情など、行ってみれば平凡な脚本であるが、やはりそれを魅力的な映画に作り上げている点はすばらしい。
トム・ハンクスが監督なんだね
と思って調べたら、この映画の監督は、なんとトム・ハンクス!
もう驚いてしまった。平凡な脚本を、魅力的にしているのは彼の力だったとしてビックリ。
クリント・イーストウッドもそうであるが、名役者も監督として素敵な作品を作り上げることがある。
これからも、映画監督などの作品作りの方でも、活躍が楽しみである。