映画「人生は、美しい」を観て
11月4日「人生は、美しい」という映画を観た。英題は「Life Is Beautiful」。2022年の韓国映画で、チェ・グクヒ監督の作品だ。
キャストは、ジンボン役のリュ・スンリョン、セヨン役のヨム・ジョンア、若き日のセヨン役のパク・セワン、ジョンウ役のオン・ソンウなどである。
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あらすじは、
と、いった内容。
で、観終わっての感想。
8割見て「このバカおやじ!」と思うが・・・
鑑賞していてほぼ最後の方まで、主人公のジンボンのことを(このバカおやじが!)と思っていた。それくらい、死を目の前にした妻に対してのデリカシーが無いのだ。
この男には心が無いのか?と思うくらい徹底したバカおやじぶりである。
そんなジンボンの不器用な人間性が、最後の最後に暴露される。
そんなことなら、普段からその姿を見せておけばいい。と思うののだが、そこがこの映画のいいところなのかもしれない。
かつての初恋の人を捜し、たどり着いた真実は
妻セヨンが、かつて初恋をしたジョンウ。
そのジョンウと会いたい。妻の最後の願いで、一緒にジョンウ探しを手伝う夫。ようやくたどり着いた先で彼がすでに亡くなっていることを知る。
でも、恋人が好きだったのは、友人だったのである。
ジョンウに対する気持ちより、友人の優しさを知ることになる。
大きなショックを受ける子どもたち。でも、死後は再び同じ行動をしている
近い将来、母のセヨンの死が来ることと向き合う子どもたち。
母の愛を感じ、自分たちの行動を顧みる。
そして、死後彼らは変わったのか。
答えは変わらない。やはり我が道を行くのである。
それが若さであり、時の流れなのかもしれない。
ミュージカル映画でもある
この映画ミュージカル映画でもある。
でも、なぜか、ちょっとしたダサさが残るのだ。
中途半端感のあるミュージカル映画。
そこがまた良いのかもしれない。
心底、映画には浸かれなかったが、
あらためて「家族を大事にしたい」。
そう思える作品であった。