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映画「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」を観て

6月23日「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」という映画を観た。
2023年の日本映画で、武内英樹監督の作品だ。

キャストは、麻実 麗役のGACKT壇ノ浦 百美役の二階堂 ふみ桔梗 魁役の杏、嘉祥寺 晃役の片岡 愛之助などである。

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あらすじは、

さいたま市役所職員の内田智治は、妻・直子と臨月の娘・依希をさいたま市役所の軽ライトバンに乗せ、猛暑の中「埼玉県市町村対抗綱引き大会」が行われる熊谷市の熊谷あおぞら競技場へ向かっていた。その途中、カーラジオのNACK5から流れる「都市伝説・第II章」で、埼玉の新たなストーリーが語られる。
前作で埼玉県民の自由と平和を勝ち取った埼玉解放戦線の百美だったが、「埼玉には横のつながりがない」という問題が新たに生じていた。百美は埼玉を横に繋ぐ武蔵野線の建設を提案するが、埼玉県内に鉄道路線を持つ路線族たちは東京やその先にあるネズミーランドにばかり目が向いており全く協力する気配がない。そこで麗は「越谷に海を作る」ことで路線族たちの心を一つにすることを考え、ビーチに必要な白い砂を手に入れるために和歌山県の白浜へ向かうことにする。阿久津が居ないことを不審に思いつつも千葉解放戦線の助力で船を用意してもらい和歌山へ出航する。
和歌山の救助依頼無線が来た直後に嵐に遭遇し船は難破、麗はメンバーと離れ離れになり和歌山の海岸へ流れ着く。そんな麗を助けたのが滋賀解放戦線のリーダーの桔梗 魁だった。白浜は大阪の植民地となっており、魁は白浜タワー(別名:アポロンタワー)に囚われている和歌山の姫君救出のために白浜に来ていたのだった。しかしふたりは大阪の戦闘員に見つかり、滋賀まで逃げ帰る。
麗は魁から大阪府知事・嘉祥寺 晃が支配する関西の現状や、京阪神地方の人間に滋賀県人・和歌山県人・奈良県人が虐げられている様子を知らされる。滋賀・和歌山・奈良の人間は、かつての埼玉と同様に京阪神地方に行く際に通行手形を要求されていた。そして、幼い頃マイアミビーチで子守唄として聞かされた「琵琶湖周航の歌」と、それを歌っていた女性の言葉「あなたは大きくなったら滋賀を救うのよ」の記憶が蘇り、弟の魁に協力し滋賀を解放することを決意する。
兵庫県西宮市の大阪甲子園球場は大阪府の管理下に置かれており、地上は野球場があるが、地下には大阪名物の粉もん工場と、京阪神地方に反逆した他地方出身者の収容所が設置されていた。
嘉祥寺を倒すため甲子園球場に乗り込んだ麗は、魁の裏切りにあって嘉祥寺に捕らえられ「粉もん依存症」にさせられてしまい、甲子園球場の地下に幽閉される。監獄内には遭難時に別れた埼玉解放戦線のメンバーたちがおり、彼らの協力で粉もん依存症を克服した麗は甲子園を脱出して滋賀へ逃げ帰り、その出自を聞かされたことで魁とも和解する。
嘉祥寺への対抗策として麗は「大阪で栽培されている粉の実を枯らすために瀬田川の水門を閉じて琵琶湖の水を止め、淀川を渇水させる」という作戦を提案する。滋賀解放戦線のメンバーからは「生まれ育った滋賀が水没する」ということで当初は反対されたが、魁の説得によって他県の解放戦線メンバーも含めて全員納得し作戦は遂行され、滋賀県は水没した。しかし魁の計らいにより近江牛や米の種は事前に水没を回避しており、種として残してあったので、後の復興の役に立つ。
水門を破壊するため嘉祥寺は京都市長、妻である神戸市長と共に滋賀へ乗り込み、激しい戦闘を繰り広げるも、滋賀解放戦線の秘密兵器「とびだしとび太」などの前に劣勢となり、ふたりの市長を切り捨てて撤退する。
しかし嘉祥寺の狙いは別にあり、大量の「粉」を搭載した通天閣ミサイルを東京へ撃ち込み、東京を丸ごと大阪にするのが真の計画であった。
嘉祥寺の不在を突いて甲子園球場に戻った麗は、地下の粉もん工場を壊滅させて大阪府の本拠地に乗り込むが、時すでに遅くミサイルは発射されてしまう。麗からの連絡を受けていた百美は路線族たちを動かし、埼玉県で密かに開発していた行田市の迎撃ミサイルを発射させ、大気圏外で衝突させることにより大阪側のミサイルを破壊することに成功する。この一連の出来事が明るみに出たために嘉祥寺は逮捕され、通行手形も撤廃、滋賀・奈良・和歌山は完全に解放された。
一方、迎撃ミサイル発射の重責を共有した埼玉県の路線族たちの心は一つになり、武蔵野線が開通された。武蔵野線は埼玉県民が大好きなネズミーランドにちゃっかり直通しており、埼玉から千葉にあるネズミーランドに電車1本で直接アクセスできるようになった。
直子は両親が滋賀県出身であったこともあり、たまたま綱引き大会に居合わせた大阪出身の女性に対して、現実世界と都市伝説を混同して攻撃を始める。そしてこのストーリーを聞いた直子や他の与野の人たちが感動している最中、依希が産気づいてしまうが、大阪出身の女性は実は大変人情深い助産師であった。依希の夫も遅れて出産の場に駆けつけ、さらにこの助産師の手により、依希は無事出産を迎える。しかし、都市伝説にかぶれてしまった依希の夫は突然、自分の子供の名前を「とび太」にすると言い始めるのであった。

出典:Wikipedia

と、いった内容。
で、観終わっての感想。

バカバカしさが最高

もう、このバカバカしさが、たまらなく好きです。
ある意味コメディ映画の中でも、ボクはすごく好きな部類の映画だ。
最初から最後までバカらしい内容であるけれども、そこがいい!
徹底しているので、観ている側もこの徹底ぶりに笑えるのだ。

今回は関西人も楽しめる内容

一作目は感想文を書いていないが、以前鑑賞している。
その時は、いわゆる東京周辺に住む人たちには、ツボにはまるような場面が多数あったが、今回は関西の人たちのツボにはまるような内容だったのではないだろうか。

ただ、面白かった!

理屈抜きで、この映画でから地方の人たちには面白さが伝わると思う。
ローカルな話題ながら、知らなくても笑ってしまうのはなぜだろう。
そんなスパイスのようなものが、この映画には入っている。
ただ面白かった。その一言である。

神奈川県民でも、十分楽しめた

ボクは神奈川県民だ。
でも、この作品も十分楽しめた。
ということは、日本人であれば、楽しめる作品かもしれない。
ターゲットを日本人、そして多数の特定の地方にあてた映画は珍しいかもしれない。

まあ、とにかく笑いたい人におすすめ。
ただ、この類の映画が面白く感じない人には、面白くはない映画の可能性もある。

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