「知ってしまった雑木林の心地よさ」 関根健一
「なに?この心地よさ!」
「え?なんか別世界にいるみたい!」
これは、昨年の「そらと、みどりと、おんがくと。」が佳境に入った夕暮れ時に、会場内で聞こえてきた声です。
雑木林の西側から差し込む夕陽を背に、ハンモックに揺られたり、枯れ葉を集めたり、鶏と戯れたり・・・思い思いに過ごす子ども達の姿を見て、思わず涙が溢れそうになりました。
それと同時に「この風景を次の世代に遺したい」という気持ちがさらに強くなったのです。
5年前に家族や農園のスタッフと一緒に雑木林の演奏会をはじめた思いを明石さんから聞いてはいましたが、あの夕暮れ時の光景を見た時に「こういうことだったのか!」と、ストンと腹に落ちる思いでした。
今年の演奏会は、ブルースカイ王国の主催になって2年目。スタッフは公私とも忙しい人ばかりなので、相変わらず準備が間に合わずにバタバタと当日を迎えたのですが、当日の優しい空間に包まれると、慌ただしかったことも忘れてしまいます。
雑木林は本当に素敵な空間です。
「ここに来てみないと、この素晴らしさはわからない」と言ってしまえばそれまでですが、少しでも多くの人に三芳町の雑木林の・・・いや、日本中にある雑木林の良さを知ってもらいたいと思っています。
そのために、ブルースカイ王国として何ができるのか?
一緒に考える仲間は確実に増えています。
みんなとともに考えて、行動していこうと思います。
また、あの夕陽と会える時を楽しみに。
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