型抜きクッキーのように - I name myself.
「君」でも「あなた」でも「貴殿」でも構わないのかもしれないが、それって誰にでも使えてしまうし味気ない。名乗って、呼び合って、そこで初めて「其処に存在できる」のだと思う。その人と出会えて、そしてそれから親しくなれる。
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碧(indigo.)
ここに存在し、これを書いているわたし。Instagramのハンドルネームを少し(?)変えたもの。一文字で、かつ色の名前を使いたくて。"青"や"蒼"ではなく「碧」を選んだのは、the HIATUSの「紺碧の夜に」という曲が大好きだから。
"indigo."はスピッツの「インディゴ地平線」から拝借。…碧とインディゴは違うじゃん、というのはスルーしていただきたい。
紺
メインで使っているInstagramアカウントのハンドルネーム。江國香織さんの「きらきらひかる」という小説の登場人物から拝借。ちなみに、主人公の夫の恋人、という何とも複雑な立場の男の子。
紺色が好きだというのもある。インクは、特に。余談だが、初めて買ったボトルインクは「深海」というMr.Childrenのアルバムと同じ名前のもの。
noteでは紺色に近い色を名乗りたくて"碧"を選んだ。
haruka.
Twitter兼プロデューサー名。もちろんリアルな職業ではなく、"アイドルマスターミリオンライブ"というゲームの舞浜歩Pとして。(舞浜歩については、いつか改めて書きたい。)
ASのメインヒロインが「天海春香」なのでそこから取ったのではと勘違いされてしまうこともある。が、セーラーウラヌス、天王はるかさんから拝借。1番好きな海王みちるさんから取らなかったのは、「みちるさんが好きすぎてもはやはるかさんになりたい!」という思いからだ。
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大文字で始めない理由
大文字と小文字でかたちが異なるアルファベットが大半だと思う。本名をローマ字表記した際、大文字より小文字のほうが好きだったからイラストを書く際のペンネームは本名を小文字で書いていた。それが、始まり。文法としては誤りなのだけどね。
漫画家さんやイラストレーターさんっぽく名字+名前で考えても良かったのだが、わたしはわたしとして絵を残したかった。漢字や平仮名や片仮名ではなくローマ字にした理由は、よく覚えていない。いちばん書きやすかったから、とかじゃないかしら多分。
最後のピリオドは何か
終わらせたいというか、終わりが来てほしいというか…。上手く言葉にできないのだが、「区切り」かな。あとは、書くときの癖。名前を書き終わった後にトンってペンを置いて点を書いてしまう癖がある。だから、名前の最後に点を置きたかった。
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複数の名前を使い分けて、色々なところに存在している様々なわたし。ハンドルネームは上記以外にも、ある。
揃えないのは、どれも違うわたしだから。同じ人間だし、人格もひとつなのだけどね。綴る内容が異なるのと、居る場所が異なるのと、関わってくれるひとたちが異なるのと。
…とか色々と理由を挙げてみるけれどもしかしたら、
"1番しっくり来る名前を探している"
のかもしれない。未だに。
同世代~年上の中ではありふれた平凡な本名。小学校で早々に習う漢字だし、読み間違えられたことは今までに一度もない。所謂"シワシワネーム"ってやつだと思う。
だけどわたしは自分の名前が好きだ。ここまで目を通してくれているあなたには本当に申し訳ないが、わたしは自分の本名が日本一好きだし良い名前だと思っている。漢字も含めて、とても素敵な名前だと。
(※名字には特に思い入れはない。)
だからこそ、本名を超えるハンドルネームが見付からずに試行錯誤しながら自分にたくさんの名前をつけてみているのかもしれない。そんなの、見付からないし出逢えないかもしれないけれど。それでも、リアルとは違う自分を存在させたくて、画面の向こう側にいる"誰か"たちと繋がりたくて関わりたくて、名前を考える。
そのうちのひとつとして選んだ「碧(indigo.)」が、此処にいる。由来や思い入れと胸を張れる程まだ長く寄り添っている名ではないが、自分の中に"碧"を植え付けていきたい。