1minute七十二候 乃東枯 (なつかれくさかるる)
夏至<初候>
6月21日から6月25日頃
一年で最も昼間の時間が長い「夏至」、2024年は6月21日となっています。
この時期、日本では梅雨なのでまだ真夏という体感はなく、本格的な暑さは夏至の約1ヶ月後に訪れます。 このように、これからいよいよ夏真っ盛りであるものの、“なつくさかるる”という言葉の響きからも感じるように、夏至の日以降は日照時間は少しずつ短くなっていき、自然界では冬に向かって準備が始まるのです。
さて、1984年の6月25日に月桂冠が常温流通が可能な生酒を発売したことにちなみ、6月25日は「生酒」の日となっています。米・麹・水を発酵させて作る日本酒の多くは長期間味を保つために工程で2度火入れを行いますが、「生酒」とは一度も火入れをせずに熟成・出荷するもの。
急に暑い日があったりして、体がついていかない… そんな時は、キリっと冷やした生酒をいただいて、暑気払いはいかがでしょうか。
七十二候ってなに?
日本には一年を24に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)と、さらにその二十四節気を3つずつ合計72に分けた七十二候(しちじゅうにこう)という季節があります。
七十二候は鳥や虫、植物、天候などの様子で季節を表現しており、細やかな自然の移ろいを感じることができます。 骨董・アンティークバイヤーとして活躍する傍ら「古き良きものの美しさや、ものを大切に使うことの楽しみ」もご紹介中。 ここでは ゆとりある心づくりのヒントとして、季節の話題を記しています。
What is 72 micro seasons?
In Japan, nature's rhythmic seasons are deeply cherished, inspiring a fascination with the mesmerizing 72 micro seasons. Unlike traditional divisions of four or six seasons, these micro seasons paint a vivid picture of nature's transitions with astonishing precision. Imagine the thrill of witnessing the delicate blooming of specific flowers, the graceful arrival of migratory birds, the tantalizing ripening of certain fruits, or even the intriguing behaviors of animals. This admiration cultivates heightened awareness of the surrounding world, immersing individuals in the mesmerizing beauty and rhythmic harmony of nature's ever-changing tapestry.
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