【湯田温泉駅】瓦そばの長州屋湯田店を目指せ!
新幹線を降りた我々は、ぞろぞろと歩く集団の後をついて新山口駅の改札口へと向かった。
次は在来線に乗り換えて、目的地である湯田温泉駅へと向かうのだ。
途中下車する時には、新幹線の切符を二枚重ねで入れる必要がある。
サイコロきっぷでやって来て、間違える人がよほど多いのだろう、わざわざ改札口に立て看板がしてあった。
駅内を少し歩くと在来線の新山口駅がある。
ここから普通列車に乗り6駅、約20分程で湯田温泉駅に到着する。
とてものどかな町並みだ、自然の多い温泉地で癒されよう。
クライムシティーオオサカの喧騒ともおさらばだ…
こうして在来線に乗り込もうとしたが、なんと2両編成の普通列車は若者達で超満員だった!
しかし何とか乗り込み、御堂筋線並みに混雑した列車でぎゅうぎゅう詰めになりながら湯田温泉駅へと向かった。
途中で「降りまーす」と地元の方もいらっしゃったが、普段の利用者の方々にとってはとても迷惑だったかもしれません。
ようやく湯田温泉駅に到着した。
ぞろぞろと駅を降りると駅周辺も人混みでごった返していた。かつて私の通っていた大学の駅前の風景を思い出した。
一つ違うのは、大きな白い狐の像が有ることである。
湯田温泉は、白い狐が見つけた病に効く白狐温泉としても有名です。
白い狐を推しているので、ポストも白い狐になってます。
若者たちは駅前の白狐の像の前で写真を撮って、各自の宿泊施設へと散り散りに去って行った。
時間は既に昼の12時を過ぎていた。
我々は各自リュックを一つ担いだ、旅のベテランバックパッカーである。
まずは駅前で自転車を借りて長州屋で瓦そばを食べに行こう。
歩けば結構な距離である。先んずれば人を制す!
自転車で瓦そばの長州屋に先回りだ!☺️
二人で見知らぬのどかな温泉街を自転車で駆け巡る。まるでこの湯田温泉で生まれ育った地元の高校に通うカップルになった気分である。
軽快に自転車を飛ばしてお店の前に到着した。
しかし長州屋に到着すると、既に大行列であった。お腹がペコペコでもう待てない!
こんな事もあろうかと、近くに第二候補の地元のハンバーグ&ステーキの名店:炉舎(ろのや)さんもリサーチ済みさ!
だが炉舎さんもまた既に大行列であった、待ち時間は少なく見積もっても一時間はかかるだろう。
完全に出遅れていた、駅前で白い狐の写真を撮ってレンタサイクルを借りている間にこんな事になるなんて。
山口県の風光明媚な温泉街が、まさかこんなにも人で溢れているなんて全くの想定外だった。やばいぞ、このままだとお腹を空かせた奥さんのごきげんが…
「もう、どこでもいいから空いてるお店に入ろうよ~」
ペコペコの奥さんはもう限界だ、とりあえず荷物を置いて座れるお店に入ろう。
そんな我々の目の前に、地元の喫茶・スナック「櫂」が現れた。
日替わり定食500円だって!
ここにしよう、一体どんな定食か出てくるのだろうか?
つづく