作曲・編曲108
昨日は自分の曲を聴くと「緩む」から、他の有名な曲の再リストでそこそこ聴かれている、という話を書きました。
昔であれば、音楽はCDで聴くものだったでしょう。
だから、例えば一つのアルバムの中に色々な要素を詰め込まなければならなかった。
今でも基本的にアルバムの作り方は変わっていないでしょう。やはり自分の曲を聴いてほしい、と思えばそれは必然です。
ただ聴く側が変わってしまっています。
CDをフルで聴く、大半の方はもはやそのような聴き方はしていないでしょう。
そういう聴き方をするのはいわゆる「ファン」だけでしょう。
好きな曲だけ聴く、更には提案された再生リストを聴く、それが実態です。
これがいいとか悪いとか言うつもりはありません。単なる現実です。
ただそう考えると、もはや色々な曲を書く必要はなくなります。
どうせ聴かないんですから。
むしろ自分の得意な方向性で作品を作った方がいいのでしょう。
他の方の曲とごちゃ混ぜで聴かれるのだから、その方が遥かに楽な上にクオリティの高いものが作れるはずです。
その方が自分の作品は「立つ」んですよ。
むしろ他の曲と逆方向に行った方が「正解」かもしれません。どちらかと言うと、「緩む」曲を制作した方がいいのかもしれません。
聴いていて「緊張」する作品が多い時代に、同じスタンスの曲を書いても埋没するだけでしょうから。
得意分野がそちらであれば、もちろん埋没しない曲を書かなくてはなりませんが、敢えて無理にそこに合わせる必要性は全くありません。
もう時代は変わったんですよ。
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