“君たちはどう生きるか”

私たちはどう生きるか。

“君たちはどう生きるか”
著吉野源三郎

本屋さんに平積みされている話題の本。年明けまずは試しに漫画版を。

読み終わった第一感想、
深いなぁ。清く正しく生きるということは難しいなぁ。

正直にいうと、一回読んだだけでは完全には理解できず。

なぜなら、今回は止まらずに読み進めていたから。一つ一つの問いや教えに自分の意見を持たずに、とにかく読んで見たからかと。まずはまっさらな気持ちで読みたくて。

色々素晴らしい教えがあったけれど、私は平等について考えたくなった。

主人公のコペル君は比較的裕福な家庭で育ち、素直な優しい心を持っている。彼のおじさん(今でいうメンター)が貧困についての教えの中で、
生産している者は皆立派だと教えていた。どんな形であれ人間は社会に貢献している時点で尊敬すべきなのだと。消費するだけでなく、生産することが大切なのだと。

でも悲しいことに、この生産を担っている人たちは1番つらい状況下にいる。工場で汗水垂らして、物を作っている労働者などは、明日生きる為に体を使って働いている。本当は1番体を労らなきゃいけないのに。

何度も言うけれど、工場の労働者も、工場の経営者も生産をしているという点では平等なのだ。

でも不幸とは言わないけれど、みんながもっと楽に暮らせたらいいなと。

なぜ人は平等に生きられないのか。そもそも平等とは。なにが幸せか不幸かなんて他人が決めていいのか。

問題は山積みだ。答えはまだ出ない。

作者吉野さんの生き方もまた素敵。
平和運動に注力をし、政府から目を付けられても、子どもたちに平和について伝えようと児童文学を書いていた方。

考えや情報がまとまらない。申し訳ありません。また改めて書く予定。

つづく。

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