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梨の礫 2023-06

ポロシャツ1枚で外を歩くのが心地よい。
ビールが美味しい季節になった。

ゴルフ

同僚に誘われて、数年ぶりにゴルフを再開する。
ニューヨークとはいえ、郊外に出れば、自然が豊かで野生動物もよく見かける。マンハッタンから車を20〜30分も走らせたところには、いくつかゴルフ場もある。

物価高と円安のおかげで、こちらに来てから、日本よりも安いなと感じたのは、ビールとゴルフぐらい。
日本で首都圏でゴルフをしていた頃は、早朝に起きて車か電車に乗って、千葉や神奈川西部、埼玉・茨城まで行って、2〜3万円のプレー代を払っていた。会社の付き合いとはいえ、若手の頃は苦痛でしかなかった。

ニューヨーク近郊であれば、80ドルほどで回ることが出来る。ゴルフ好きにはたまらない環境だろうなと思う。特に、子育てが少し落ち着いた世代にはなおさら。

打ちっぱなし(ドライビングレンジ)も朝行けばガラガラで清々しい

カナダでの森林火災

カナダでの森林火災の影響で、ニューヨークまで大気汚染の影響があった。
現地の学校からも、子供達には外出しないよう連絡が来た。
近年は、企業にも気候変動リスクへの対策が問われているけど、ここまでとは世も末と感じた。

エンパイアステートビルが、ぼやけている。

Dia Beacon

休日に家族でニューヨークの北部にあるBeaconという街を訪れる。

目的は、Dia Beaconという現代美術館を訪れるためだ。
かつてのナビスコの工場跡地を改装した建物。

BTSのRMがLIve Perfomeを行ったことでも話題になったようだ。

広々した空間に、現代アートの作品群が贅沢に展示される。
人もそこまで混んでいないし、すごく寛いだ気分になれる。

がらんとした館内。
フランスのLouise BourgeoisのClouching Spiderという作品らしい。
ど迫力。Stranger Things 2のラストラストシーンみたいだと思った。
Jack Whittenという画家の“The Greek Alphabet Paintings”という展示の1つ 。
「父へ」という文字が見えるのは僕だけだろうか・・・。
光の階段。色が変わって綺麗だ。
John Chamberlain (ジョン・チェンバレン)の作品。
廃棄メタルやら自動車のスクラップなどが無造作にグシャッとなっているんだけど、とってもカッコいい。

併設されるショップ
一歩外に出ると、アップステートの大自然。

Dia Beaconを後にして、Beaconの街を散策する。

Hudson Valley Vinylというレコードショップ。
店主がReplacements好きなのだろう。
安かったのでWilcoのSky Blue SkyのCDを購入した。

美味しそうなドーナツ屋さんに入る。
Glazed Over Donuts。

とても美味しかったけど、肝心のドーナツは撮り忘れた。

Jeff Tweedy

金曜日の仕事帰りにWilcoのフロントマン、Jeff Tweedyのライブを観に、ブルックリンへ。

会場のBrooklyn Madeの周りは、Muralが沢山。

タバコ屋。付近の入り口では、明らかにクスリをやっている人達がたむろしていた。
ニューヨークで合法化された大麻も売っているのだろうか。
会場に到着。
観客の年齢層が高めであるため、割とオンタイムで始まる。

この日が楽しみで、少し前から、英語の勉強も兼ねて、数年前に出ていた本を読み始めた。

Jef TweedyとJay Farrarと会うところは、まんが道の藤子不二雄先生のようだし、創作意欲への考え方(Creating creates creator)や脆さを受け入れられる強さ(VuInerableでいられること)等が語られていて面白かった。
薬物やメンタルヘルスとの闘い、音楽遍歴、バンド活動を通した出会いやメンバーとの軋轢など。
彼自身の内面が率直に語られる。
作曲や執筆を通して、克服しようとしている姿も。

その上で、彼のソロとしての演奏を聴く。

正直に言うと、ここ数年は日々の生活で手一杯で、聴くタイミングを逸していた。
それでも、この晩、生活してきた場所も、世代も殆ど二回り違う人達の中で1人聴いていて、ふと結局ここに戻って来たと感じたし、戻って来れることを確認出来て安心した。

まさに本のタイトルのとおり。
“LET’S GO (SO WE CAN GET BACK)”
これからも自分のペースで思き続けようと思った。

ほんの少しだけ、JeffのMCで何を言っているのか、笑う間のようなものが分かり、英語の上達を感じたのも嬉しかった。

Wilcoを観に行った際の記事はコチラ。

医療・救急車

子供が食物アレルギーを発症して、夜間にUrgent Careに駆け込む。
そこでエピペンやステロイドを受けた後に、医師の判断で、救急車を呼んでもらい、Emergencyに連れて行かれることになった。 
幸いEmergencyで数時間安静にした後は、解放。大事には至らなかったけど、本当にヒヤリとした。 
食品の表示や混入には日頃から気をつけていても起きてしまう。家族で外で食べるのも危険だから極力避けなければと反省した。

また、ここでアメリカの医療費が高いというのは周知の事実だけど、その過酷さを思い知ることになる。

救急車に1,000ドル。Emergencyに2,000ドル。
僕は日本から派遣されている立場なので、会社が保険や費用も含め、カバーしてくれて助かった。(とはいえ、無制限にというわけにはいかないが)

オバマケアによって医療へのアクセスが広がった一方で、アメリカの民間保険の保険料が家計を苦しめる。こちらでは、極力病院にも救急車にもかからないようにする人が多い。

つくづく日本の医療や社会保障の手厚さを痛感する。

子供達の夏休み到来

6月の中旬に子供がPre Kを卒業した。
ここから長い長い夏休みの始まり。
休み中は、バスの運行が無料になるのを利用し、子供達は何度か動物園に遊びに行った。

NBA ナゲッツ優勝

最後に、前回に続きNBAについて。

この年、ファイナルでマイアミヒートを倒したのがジョーカーことヨキッチ率いるデンバーナゲッツ。
フランチャイズ史上初の優勝。

得点やリバウンドだけでなく、PG顔負けのアシストまでしてしまうヨキッチの存在感は、超人だらけのNBAの中でも、やはり頭一つ抜けていた。 

それでも僕が嬉しかったのは、ジャマール・マレーの笑顔が見れた事。

2020年のプレーオフ1回戦で、当時のユダジャズのドノバン・ミッチェルとの点取り合戦を観て以来、彼のプレースタイルにすっかり魅了されてしまった。
50得点ゲームの応酬。試合後に2人が示したビッグリスペクトは見ていて清々しいものだった。

その後、大怪我でおよそ1年半の離脱を余儀なくされてからのカムバック。

応援していたのヒートだったけど、ナゲッツはチャンピオンに十分値する素晴らしいチームだと思ったから文句の無いシーズンだった。

NBAストアもナゲッツの優勝を祝福

NBAのシーズンが終わり、子供達の夏休みが始まる。
主役は夏のアクティビティへ。
旅行シーズンが到来します。

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