梨の礫

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梨の礫

日々のジャーナルとして始めました。 現在住んでいるニューヨークを中心に、アメリカでの生活や訪れた場所などを。 音楽やバスケットボールが好きです。

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Perfect Daysというファンタジー

以前から気になっていた映画。 用事のついでに、ちょうど2時間ほど時間が空いていたので、マンハッタンのAMCで観てきた。 3月頭、金曜夜の上映で、席は半分弱の埋まり具合。 観客に日本の方はそれほどいなかったと思う。 観終わった後の充実感とは裏腹に、この映画に対するレビューは賛否両論で、なかなか自分の中で消化するのに多少時間が掛かった。 このモヤモヤの正体を自分なりに記したいと思う。 行き着いたのが、「こんなふうに生きていけたなら」というキャッチコピーへの違和感だった。

    • Built To Spill @ Webster Hall〜喪失感とともに生きるということ

      マンハッタンのWebster HallでBuilt To SpillのThere’s Nothing Wrong With Loveの30周年のツアーを観てきた。 このアルバムは、全体を通して、とにかくキャッチーなメロディーと演奏の力の抜け具合が最高。 In The Morning。 1日の始まりは清々しいようで、夜や明日を思うと気怠くなる。 Big Dipper。 この軽妙なリズムとスカスカ感。 Carのメロディーとボーカルの美しさ。 想像力や好奇心は時間と共に形を

      • 梨の礫 2023-1 & 2023-2

        January水族館 年始に家族で水族館へ向かった。隣のコネチカット州。 ウミガメが素敵だった。手がなんとも可愛い。子供はエイを触って、楽しそうだった。 Birthday 上の子の誕生日プレゼント。 慣れない環境だろうに、元気に通って誇らしい。 ピンクと紫がお気に入りの色だと、ほぼ毎日教えてくれる。 相変わらず寒いが、気にする様子もなく公園へ。 子供は風の子だ。 英語Podcast 出勤前に食洗機をかけるのが日課なのだが、そのお供になって久しいのがこちら。 題

        • 梨の礫 2022-12 Xmasなど

          学校など子供が学校(Preschool)に通い始める。 とても心配だったが、幸いにして先生方のサポートもあって、しばらくしたら溶け込めたようだ。 担任の先生の直筆のクラスルームの手紙は、字の癖がすごくて、読むのに苦労する。 こちらの学校は、頻繁に何かしらのイベントがあって、楽しそうである。(親は大変だ) 家族でマンハッタンの同僚の家に招かれ、クリスマスパーティーへ。 美味しいピザやビールなどをご馳走になり、とても楽しかった。 この日はマイナス10度を下回って、同じNY州の北

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          梨の礫 2022-11 家族合流・NBAetc

          家族合流中旬に家族が合流した。 1人ではるばる子供を連れて、海を渡った妻、その間面倒を見てくれた両実家に感謝。時差ボケで昼夜逆転している子供たちとの日々が始まる。 学校と病院学校や医療関連の手続きでまた慌ただしくなる。 入学前に病院での予防接種や証明が必要だし、ウチのように食物アレルギーなどがあると尚更。 食物アレルギーに関しては、アメリカは対応が徹底している。 スーパーやレストランなどでの表記もそうだし、学校と親、医療機関の連携が徹底している。席を離したり、持ってくる

          梨の礫 2022-11 家族合流・NBAetc

          梨の礫 2022-10 渡米

          渡米して間もなく2年。 もうニューヨークは朝晩は涼しいどころか、肌寒いくらいだ。 こうやってあっという間に日々が過ぎる。 このタイミングで忘れないように、月単位で振り返っておこう。 渡米慌ただしい準備期間を経て、ついに出国。 家族は1ヶ月遅れて、合流するためまずは単身で。 前の職場の同僚が、仕事の合間に、わざわざ見送りに来てくれてうれしかった。 立ち上げインフラの開通、銀行口座の開設、SSNの取得、NY免許証の取得、車の購入、子供の学校の手配と慌ただしかった。 一つ一つの

          梨の礫 2022-10 渡米

          Illinoise Musical /Sufjan Stevens

          8/10までの終演が近付く中、 妻の粋な計らいで Rush Ticket(当日割安券)を手に入れ、仕事終わりに、Sufjan Stevensの名作アルバムをベースにしたミュージカルIllinoiseを観て来た。 Musical "Illinoise"この作品は、2023年夏のバード大学での約1週間の初演→2024年1-2月(約3週間)のシカゴでの公演→2024/3のoff-Broadwayでのトライアウト(1ヶ月弱)と実施される中、3月の下旬にBroadwayのSt.Jam

          Illinoise Musical /Sufjan Stevens

          Phish / Evolve / Jimmy Fallon

          ここしかないと無理やり休暇を取って、7日間の旅から戻って来た。気付いたらレンタカーの総走行距離1,000マイルを超えていた。(後日、この旅についてはまた書きたいと思う) 移動の間のBGMとなった7/12にリリースされたPhishのNew Albumから。 ドライブで流れていく情景とシンクロしていた。 旅先では思いがけず、Grateful Deadを聴く機会もあり、戻ってからはこの2バンドを交互に聴いている。 リリース日には、ジミー・ファロンのThe Tonight Sh

          Phish / Evolve / Jimmy Fallon

          Wilco@Beacon Theatre

          これから始まる仕事の繁忙期を前にして、モチベーションも下降気味。 やらなければいけない事もあるけれど、なかなか手につかず。 こういう時は、やる気が出るまで、他にやりたい事をやるしかない。 という事で、ウィルコのツアー、ニューヨークでの3日間の公演の初日に行って来た。 この日の会場はマンハッタンのアッパーウエストサイドにあるBeacon Theatre。 夏のニューヨークは、夜の8時前でも、まだ明るい。子供も大人も、1年で最も過ごしやすいこの短い季節を楽しむ。 20

          Wilco@Beacon Theatre

          MJ the Musical

          ロッタリーに当選したので、マイケル・ジャクソンの半生を描いたブロードウェイ・ミュージカル「MJ the Musical」を観てきた。 場所は、Neil Simon Theater NYC。 あらすじは、こちらが分かりやすかったです。 (児童虐待疑惑のコメント部分も同感でした) 中盤、クインシー・ジョーンズと手を組んでから、次から次へとアイコニックなジャケットを着替えては、ヒット作を連発して、マイケルが更なるスターダムを駆け上がっていく様は爽快。 この辺りの展開は、同じくブ

          MJ the Musical

          Owen@The Sultan Room,Brooklyn

          ニューヨークはようやく本格的に暖かくなってきて、少しずつ春から夏に向かおうとしている。人々の装いも軽くなった。 日本はGWの中、こちらは平常運転。 仕事終わりに、OwenことMike Kinsellaを観て来た。 Mike Kinsellaについては、今更僕が語る必要も無いけれど、90年以降複数の伝説的なバンドと、2000年代から始まるこのソロプロジェクトでUSインディーを牽引し続けている人です。 この日は、4月下旬に発売された、Owenとしては4年ぶりの新作「The

          Owen@The Sultan Room,Brooklyn

          【映画】この世界の(さらにいくつもの)片隅に

          この世界の(さらにいくつもの)片隅に、を観た感想を書き留めていた。 先日、映画「ルックバック」の予告編を観て、また楽しみが1つ出来たこともあり、このタイミングで公開したいと思う。 以下、物語の内容にも触れているため、ご注意ください。 「好きな人には秘密を打ち明ける。  打ち明けなければ、その部分は死んだと同じだ」 という印象的なセリフを、 カサヴェテスの映画「ラブストリームス」でロバートが語っていた。 この映画の中で、リンはこう言う。 「人が死んだら記憶も消えてな

          【映画】この世界の(さらにいくつもの)片隅に

          【ドラマ】俺の家の話

          【はじめに】現在放送中のクドカンのドラマ「不適切にもほどがある」を毎週楽しみに観ている。 2021年に放送されていた「俺の家の話」もリアルタイムで視聴していて、その時の感想を他の場所に書いていたから、今更ながら再掲。 【感想】(2021/3/27投稿) 高校にあまり馴染めなかった時期に観ていた「タイガー&ドラゴン」。 手持ち無沙汰で、地元の友人と遊んでいてばかりいた時に、レンタルで繰り返し観ていた「木更津キャッツアイ」。 震災後、就職で東北から上京して程なくして始まった

          【ドラマ】俺の家の話

          セルフケア・セルフラブ

          昨年の秋。 渡米してから、1年が経った頃。 これから寒くなるという頃合いに、環境の変化もあったタイミングで、日々重たいニュースが続き、すっかり参ってしまっていた。 こんな時のためにと日本から持ってきたこの漫画を読んで少しだけヒントをもらえた気がするし、気が楽になった。 無力だし、色々コントロールも出来ないことばかり。 それでも、無理せず、自分の手の届く範囲の中の有り難みを享受すること。 身の回りの感じを大事にしていくこと。 ローカルのお店で手頃で美味しいものを食べること

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          【NBA】Knicks 2023-2024前半戦

          先日は今季初めて、ニューヨーク・ニックスの試合へ行ってきた。 大好きなマディソン・スクエア・ガーデン。 何度来ても気持ちが高まる。 この日も勝利し、1月はまさかの14勝2敗で、一旦はイースト3位まで躍進してきた。 特に、昨年末にトレードで獲得したOG・アヌノビーの加入以降は、明らかにKnicksの攻守のバランスが改善したように感じた。 昨季のプレーオフを観ていて、大事な局面でジュリアス・ランドルとRJ・バレットのプレーのオプションが重なりがちで、スタックした結果、オフェ

          【NBA】Knicks 2023-2024前半戦

          Boygenius/the record

          Boygeniusがグラミーの3部門(*)を授章した。 (*)Best rock song and Best rock performance for their single “Not Strong Enough,” Best alternative album for their debut studio album The Record. 個人的に、The Recordは2023年のベストアルバムだった。 特にこの秋から冬にかけては、移動中の車内でよく聴いていた。

          Boygenius/the record