仕事がら長文を書く。なにやら細かいことを、なるべく正確に、沢山書いている。書かなければいけないことは沢山あるのに、全く書けなくなってPCの前で固まる。
この本は、4人の著者達が各々抱える「書くこと」のしんどさや、しんどさを克服するために何をしているかを共有しあう本だ。
自分の仕事上での文章は、この本の著者の方々が日々行っている「執筆」とはまた違うものかもしれない。でも、「書くこと」への苦手意識が少しでも薄れればいいなと思いながらこの本を読んだ。実際救われた。いや、赦された。
特に印象的だったのが、参加者の全員が、白紙のwordに一から文章を書くことに恐怖を感じていることだった。わかる。とてもよくわかる。これから自分が書くことになる膨大な量に気圧されて、全く書けないこともある。
じゃあ著者達たちは一体どうしているのかというと、「極力wordを使わない」らしい。最終原稿はwordで編集するのだけど、その前段階、構想段階で他のソフトをつかって無数のメモを作成する。その後、使えそうなメモを組み合わせたり、順番を入れ替えたりするのだそうだ。wordで一から文章を書き始めると、文章の接続や、論理の気にしすぎから執筆が進まなくなって、最終的に発狂する。これも思い当たる節がある。
自分もためしにメモ用のアプリを使ってみることにした。名前は「obsidian」。PCからでもiphoneからでも使える。
以下、このnoteを書く前、『ライティングの哲学』を読んだ後、obsidianに書き殴ったメモを載せる。いや、メモとも言えないなにか。恥ずかしいけど折角なのでほぼ原文でどうぞ。
これを仕事に応用できるかは未知数だが、なんかとてもスッキリした。