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高校野球監督から学んだ『捉え直し能力』、恐るべし

先日高校野球の決勝戦があり、優勝校が決まった。ほとんど見ていなかったので、一昨日が決勝戦だということも知らかなった。一昨日の夕方から昨日にかけ、ニュースを通して盛り上がりが伝わってきた。
どんなイベントでもかかわっている人達が頑張っている姿は、とても清々しいし、あんまり理解していなかった私にさえもうれしい気持ちが伝染してくる。
この感じは、WBCの時も感じた気持ちだ。

今回も「なぜ慶応高校は優勝できたのか!」、とか「仙台育英高校の監督の言葉が響く!」とかがクローズアップしている番組もあった。

指導者の目線で手法を分析する番組は結構好きだ。
今回はその中でも、仙台育英高校の監督の「人生は敗者復活戦」という言葉。
私にもとっても響いた。

まさにこの言葉は、出来事の捉え直しだと思った。
今回のように、勝敗によってどんなに頑張っても負けという結果になってしまうこともある。
スポーツの世界だけでなく、人生におけるいろんな出来事として、仕事や学業、自分なりに取り組んできたこと、人間関係だってそうだ。
誰にだって人生の出来事において、納得のいかない事など日常茶飯事。
自分ではどうしようもない出来事なんていくらでも出てくる。

そのことを直球で受け止め続けてしまうのは、気持ち的に辛い時もあるけれど、次の一歩を進んでいくためには、その事実を自分なりにどのように捉え直してみるかが勝負だ。

いつまでも、事実を事実として直球で受け止め、落ち込み続け、時間が解決するのを待つのか。
それとも事実は事実として受け止め、次の一歩のことを見据えて自分なりに捉え直す方向へ進んでみるか。

私としては、後者をお薦めしたい。

過去の出来事は、いくらでも捉え直すことができる。
捉え直すことで、その事実はいくらでも成長に繋がる事実になる。

そういう気持ちで今回の仙台育英高校の監督の言葉を見ると、事実の客観視がとても得意な方で、それも前向きに捉える変換スキルがとっても高い方なんだなと思った。
こういう方の周りにいるとその言葉やエネルギーは伝染する。
その人の言葉を聞いて、たぶん生徒たちも前向き思考になっていることだろう。

「人生は敗者復活戦」
負けて悔しい気持ちを、一瞬で次への前向きチャレンジ思考へ簡単に変えてくれる言葉だと思った。

負けた事実は変えることはできないけれど、
その事実を捉え直すことで、全く違う感情として捉え直すことができる。

『捉え直し能力』、恐るべしだ。





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