【note考察】noteのドメインパワーについて
久々のnote考察について。今回はnoteのドメインパワーの話。
200,000ビュー達成 & フォロワー500達成
筆者がnoteを始めて5か月が経過したが、200,000ビューとフォロワー500が達成された。ご覧の皆様いつもありがとう!
11月は仕事やら試験やらで忙しくてあまり打ち込むことができなかったのだが、ビュー数やスキ数は伸び続けており、朝起きてチェックすると何かしらの通知が入っているという状況が続いていた。これが原因かもしれない。
書いていないのに何故伸びる??
さてここで純粋な疑問が生まれた。ロクに書いていなかったのにどうしてここまで伸びているのか?
筆者の記事は書きっぱなしジャーマンで終わることが多く、書いた内容を本人が忘れていることが多いのだが、筆者の残念な記憶力とは裏腹に書いた記事がロングテールで後から伸びてくることも多いようなのだ。
これがなんでか気になって調べてみたところ、スキ100を達成する記事と、そうでない記事には、ある決定的な違いがあることがわかった。今回はその考察となる。
検索上位されたnote記事は伸びる
その違いとは、伸びる記事はGoogleなどのサーチエンジンにおいて、検索上位に表示されるかどうかである。何らかのワードで検索上位を取れるとnote外での露出が増え、検索上位が見込めるというものだ。
ブログを書いている人にとってはなんてことのない事実だが、noteの場合はドメインパワーが強いのでこれがかなり効果的なのである。記事が当たりさえすればいきなり上位表示を狙えるのだ。
筆者の書いた記事はスキ数の上から並べるとこんな感じになるのだが、調べてみたところ、スキ100を超えた記事は何らかの検索ワードやサジェストで検索上位が取れている記事だった。
スキの表示数について
ところで、noteのスキの表示数だが、実は上記のダッシュボードに表示されているスキ数と、個別記事に表示されているスキ数ではかなり異なっていることがある。
たとえばこの記事は、ダッシュボード上ではスキ184なのだが、個別記事ではスキ219とこちらの方が多くなっている。その差は35で結構な開きがある。
これは集計時期によるものもあるが、筆者はnote非会員ユーザーからのスキがひとつの原因ではないかと思っている。
スキをつけたユーザーは個別記事から確認ができるが、この記事では非会員ユーザーからのスキが64となっている。上記のダッシュボードと個別記事の差である35とはまた違っており集計方法はなぞだ。
しかしこれだけ非会員ユーザーからの記事を集めているということは、noteの外から検索流入が生じているものと思われ、伸びる記事とそうでない記事の差があるとすればおそらくここからなのだろう。
1.検索上位獲得事例① 「note 夜景撮影」
ここから具体例の検証となる。たとえばこの夜景撮影についての記事
これはgoogleで「note 夜景撮影」と検索するとトップ表示される。つまり、note記事から夜景撮影を扱ってるものがないかなーという人は上記のワードを検索ボックスに入れて、この画像が出てくるというわけだ。
スマホだとこうだ(でかい)
お使いのスマホで「note 夜景撮影」とGoogleの検索ボックスに入力するとコレが出てくる。自分で言うのも何だが、なかなか見栄えがしてカッコイイ(自画自賛)
ただし「夜景撮影」と「夜景」では別のワードとして判定されるためか「note 夜景」だと検索順位は落ちる(下の方に表示される)
この子はスキ107とカメラネタにしてはなかなかの戦闘力が出ているが、プロが本気で撮ったガチ写真が投入されたり、フォロワー3000レベルの大物noterが撮った写真がアップされればあっけなく陥落するだろう。
それまでの短い命ではあるものの、noteにおける「夜景撮影」の看板を背負うことになるため、これは素直に嬉しい。
2.自ブログにおける検索上位獲得事例
ちなみにこの画像はもともと自ブログの記事に使用した写真を使いまわしたもので、自ブログでは「レンズ名 レビュー」という検索ワードで検索上位が取れている。以下はその記事リンクと画像検索の結果だ。
使い回してはいるが、Google的には別のカテゴリと判定をされているようで特にペナルティなどはないようだ。片やWordpress、片やnoteとアップロード先が異なるため、当然と言えば当然なのだが。
写真に関しては概ね、見栄えする画像=google的に強い画像 と見て差し支えない。ただしこの画像をもってしても「江の島 キャンドル」という検索ワードでは引っかからない。
これはタイトルが「江の島」でなく「レンズ名」だからなのもあるが、「江の島」と書いたところで競合サイトが多すぎて検索上位はおそらく取れないだろう。上位は企業サイトがひしめくため、まともに勝負してはいけない。
3.検索上位獲得事例② 「INFJ INFP ハードモード」
筆者はnoteにてMBTI記事を書いているが、自身の書いた記事がGoogleで上位表示される例がある。
この子は筆者のnoteにおいて一番強い記事で、アクセスの稼ぎ頭になっている。note外ですでに上位表示されているので、ここからnoterが検索流入し、記事を読んでスキボタンを押すことでスキ数が伸びているものと思われる。
上記の夜景撮影の記事との違いは「note」というワードを使わずに検索上位を取れている点だ。つまり非noteユーザーからも認知されやすい状況になっており、読まれる可能性が高い。そのためドメインパワーは先の夜景撮影記事よりも強力といえる。
noteのドメインパワーはかなり強力で、筆者のアカウントは作成して4か月程度しか経っていないにもかかわらず、すでに検索上位に食い込める程度の強さがある。これはWordpressではなくnoteで書くことのメリットのひとつになるだろう。
この記事はなかなか強力で、「INFJ INFP 人生ハードモード」という3ワードの検査ではなく、もはや「INFJ ハード」という2ワードかつ、より単純な検索ワードで上位表示が取れてしまう。
これは筆者の記事のクオリティというよりは、noteのドメインパワーの強さによる。ブログ記事で勝負する場合、まずはnoteと勝負できるレベルまでドメインパワーを育てなければならない。これは時間がかかるだろう。
同じnoteの土俵で勝負をする場合はこの手間は省ける。しかし今度はこの記事(スキ272)を打ち破らなければならないため、他のnoteユーザーが同様の記事を書いても覆すのが難しいだろう。
そして時間経過でスキ数はさらに増え続けるため、先行者利益も享受できるため、当分の間上位表示され続けることになると思われる。
4.検索上位獲得事例③「INTJ INFJ 比較」
これもMBTIネタで暫定No.2の記事だ。さっきのスキ数の話で取り上げたもので、ハードモードのやつと同様検索上位が取れているため伸びている記事になる。ビュー数では先のハードモード記事を上回る。
この記事も大変恐ろしい子で、「INTJ INFJ」というたったこれだけの検索ワードで上位表示が取れている。この下には「キャラクター性格診断wiki」やイブリースさんの記事がおり、並み居る強豪をなぎ倒してトップに君臨しているようなのだ。
(ここまで威力が強いと変なことを書いていないか超心配になる……。)
さてこの検索ワードにおいてブログで勝負する場合、まずは「キャラクター性格診断wiki」が関門となるだろう。ブログで挑戦する場合、ドメインパワーが育っていないとここを抜けない可能性は高い。
一方noteから挑戦する場合「INTJ INFJ」だけで表示されスキ217の本記事と、スキ363のイブリースさんの記事を打ち負かす必要がある。そのためこのネタで検索上位をゲットするのはかなり苦労するだろう。
5.検索2位獲得事例 「ISFJ INFJ 比較」
これはISFJとINFJの違いについて述べた記事で、筆者的にはお気に入りの記事になる。
この記事はイブリースさんの記事がトップで、筆者の記事がそれに続いて第2位という形になる。
筆者の記事はスキ77とあまり大したことがなく、スキ369もあるイブリースさんのこの記事を打ち破る勢いはないため、少し面白い記事を書いてせいぜいスキ100くらい獲得すればnote内暫定2位が入れ替わり、この記事は陥落するだろう。
先ほどnoteはドメインパワーが強いと言ったが、実はある検索ワードについて同一のウェブサイトからは2つ、多くて3つ程度しか選ばれないようになっている。つまりnote記事で書く場合、note内でのトップおよび第2位までしかnote外の検索には引っかからないということになる。
ドメインパワー
Googleの検索順位アルゴリズムはよくできている。このアルゴリズムが変わるとそれに伴って検索順位も変わるので、あらゆるコンテンツはその時のトレンドや傾向対策を分析して上位表示を目指すという方向になる。
これをやっているプロがWebマーケターという人達だろう。数字(金)を背負うのでなかなかしんどいかもしれない。
しかし素人が趣味でやっている分には気楽だし、なんだかカードバトルみたいで面白い。あるいは一昔前のゲームセンターにおける、格闘ゲームの勝ち抜き戦みたいな感覚があって面白い。俺のバイソンがオアー!オアー!叫んでがんばって闘ってるみたいな、そんな感じだ。
例:MBTI記事の場合
さっきから例としてMBTIジャンルにおけるイブリースさんと筆者の記事が出ているが、もしあなたがMBTI記事を書いてGoogle検索で表示させたいなら、先に表示されているイブリースさんや筆者の記事を倒す必要がある、ということになる。
もしnote内で勝てないならば個人ブログから書く必要があるが、そのためにはまずドメインパワーを高めなければならない。あるいは少しひねったタイトルを付けて競合を避ける、といったテクニックもある。
MBTIに限ったことではないが世の中のコンテンツはどこも供給過剰で、メジャーどころは大抵有名企業か、バケモンみたいなブロガーが押さえている。まとも書いてもおそらく倒せないので大人しく別の検索ワードを狙った方がいいだろう。
一方で力試しとしてとりあえず書いてみる、という遊び方もある。先達の記事を抜けるならその記事の方がドメインパワーが強く、抜けないならまだ足りないという指標になる。
SEOは理論も大事だが、実践で掴むのもわかりやすくていい。どうせタダなんだしガンガン書いて上位表示を目指そう。これが取れる頃には文章力や構成力も大分上がっているはずだ。
まとめ
今回はnoteのドメインパワーについて考察してみた。筆者はnote歴5か月の新参だが、その新参でも記事によっては検索エンジン上位表示を獲得できるので、頑張って書いてみるといいことがあるかもしれない。
筆者としても、MBTI記事はまあぶっちゃけマユツバだからアレだけど、カメラの記事で検索上位取れたのは嬉しい(笑)スマホでコレ出てくるのはカッコよくなかなか鼻が高い(本当にスゴイのは毎年キャンドル置いてる江の島の人たちなのだけど笑)
noteはこういう遊び方があり、やってるうちにSEOの理解が深まっていき、そこからブログを始めるという学び方もあるので、参考になれば幸いだ。