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R04.08.20(土) ー尾崎豊の面影ー
午前中「パリピ孔明」なるアニメ(1分位しかアニメは見てないんだけれど)の影響で何回も聴いてしまった。
夜9時くらいから、BSフジで輝き続ける尾崎豊を途中から視聴。
昔、良く聴いたものだ。特にこの曲が好きだった。
上記の動画はCHEMISTRYの川畑さんが歌っているもの。(尾崎さんのものはライブバージョンしか落ちてなかったのであえてこちらで。)
「尾崎豊」は社会に対しての反発を若者(10代)の立場からうたった人というイメージが強く、「卒業」とか「15の夜」とかを代表曲としてあげる人も多いと思う。自分もこういった曲に「生きづらさ」を投影し深く共感したけれど、上述のようなラブソングはそんな「生きづらさ」を強く感じる純粋な人でしか表現できないような、ピュアな世界を表現したものも10代の尾崎さんらしいと思う。(他にも「I love you」とか「Oh my littele girl)」とか)
しばしば語られることだが、尾崎さんは20代になると、自分が批判していた「大人」側の世界で生きることに非常に苦悩したようだ。そしてあのような最期を遂げる。「純粋」な人は例え社会的に成功しても(社会的に成功したからこそ?)生きづらいものなのかもしれない。
番組を見ていて、尾崎さんの息子である尾崎裕哉さんが出演していた。生まれながらに父親の存在ゆえに「不自由」だったろうにといっていたのは出演していた高橋克典さんの言葉。盗んだバイクで走り出すようなタイプとは真逆のすごく好青年の印象だった。
それにしても、同じ人間だけど昔良く聴いていた曲と今聴いている曲。自分のおかれている環境や境遇が大きなファクターになっているとは思うけれど、大分異なるなと思う。今でも「生きづらさ」は感じることもあるのだけれど、それは10代のころのような純粋なものではなくなっているのかな。