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disentanglement
えーと...この英単語、なんて意味だったっけ?
...いやいや、英語の単語テストをしているつもりはない。なので意味を知らなくても安心してほしい。
ほどくこと、もつれを取ること。
こんなような意味だ。
…
さて、私は苦手意識を持っているものが沢山ある。
例えば、体育の授業でするような鉄棒、跳び箱、ドッジボール。ハードル。バレーボール。テニス。
竹馬にも乗れないし、スキーも上手に滑れない。
そして数学。(あれ?薬剤師なんだから理系だよね?という皆さんからのツッコミの声が聞こえてきそうだが、数Ⅲとかほんと無理!と思って過ごしてきた人だ。)
物理とかホント意味がわかんなくて学生時代困り果てた経験も。
あとは世界史。日本史なら一国のことなのでまだしも、世界史ともなると世界各国のいろんな出来事が同時進行であるわけで、それらがどうも繋がらない。いつの時代にどこの国がどうなって、それが他国とどう絡み合って...?登場人物が多すぎて、そしてカタカナのオンパレードで。
こんなふうに思い出したらきりがないほど沢山あるのだ。
...で、NHKでみた 超AI入門 人間ってナンダ?にて。
そこで話されていた松尾教授のことば。
「運動神経がないという人は、所謂運動音痴なのではなく、その動作の何がいけなくてできないのかということを分解して考察することができていないというだけ。」
つまりはアスリートやプロの選手たちは、自分ができない技や動作をとことん追求する。動作を分解して。
それをコツコツとやっていけるのが運動ができる人やプロなのだ、と。
「disentanglement ができるかどうか。」
それは多分運動に関してだけではないように思えてきた。
この教科が苦手だ、と思うのも、なぜうまく解けないのかという分析能力が低いからなのかもしれない。
あとは、勿論それを教えてくれる先生が魅力的に語ってくれるか否か。
そして自分が興味をそこに持てているか否か。
ではないだろうか。
自分がどうしても興味を持てず、また先生もイマイチな教え方であってますますわからなくなると、苦手というレッテルを貼る。
私には合わない、出来ない、苦手だから。
そういうことにしておいたら話が早いからだ。
どうしても自分が興味を持てないものについて、無理やりやるべきということを言いたいのではない。
ただ、勝手に自分が理由をつけて苦手だ、と思い込んでいるだけで、あるいは諦めているだけで、苦手というレッテルを貼ることでそこから逃げて、やれる機会をみすみす逃しているかもしれないということだ。
それはとても残念なことではないか。
また大人になった今はそこまで感じないが、学校生活においては、周りの目があまりにも近くに存在する。
あぁ、アイツは勉強はできるけど、運動はからっきしダメなんだな!?
などと周りも決めつける。
当の本人も、周りの目を気にして、自分はこれが苦手だからできない、と思い込む。
それでdisentangle する機会を逃すのではないだろうか。
…
だから大人になって、中学校の教科のやり直しをしようという大人向けの本が書店に出ていたり、大人になってお金を払ってまで色んな習い事をしたり、私のようにこの歳になってランニングをやり始めてみたりするのでは?
子ども時代に苦手意識を持ちがちな環境を整えてあげること、自由にdisentangle できるように周りの大人が促してあげること、また大人になったからといって子ども時代に勝手に思い込んでいた苦手意識を引きずらないこと、
こういう風潮になるだけで、みんなの可能性はぐーん広がって面白くなると思う。
私の苦手分野、身体を動かすこと、はランニングをすることで少しずつその思い込みを剥ぎ取ることができつつあるので、運動全般に苦手意識を持たぬよう、やる機会が訪れたものに関して、とりあえず、まずはやってみようと思っている。
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