うつ病で受けられる生活支援制度(うつ病と診断されたら)
障害者手帳
「精神障害者保健福祉手帳」は、精神疾患によって日常生活や社会生活に支障が生じている方の、自立した生活と社会参加を助けるための制度です。この手帳を持つことにより、医療費の助成や公共料金の割引、減税などのさまざまな支援を受けることができます。
受けられるサービス・支援の内容は地域や事業所によって異なりますので、しらべてみましょう。ただし、申請すれば必ず取得できるものではないので、審査により合否があるようです。
判りやすく説明しているサイトを見つけましたので、以下にリンクを貼っておきます。
その他公的サービス
そのほかにも、利用できるサービスがありますので利用できるか確認してみましょう。ただし、退職など大きな決断は避けるべきです。判断力が鈍っていて大抵後悔する結果になるようです。パワハラなどであっても部署異動などできないかを会社と交渉してみましょう。(ブラック企業は別です。早く辞めましょう)
もし仕事が合わずに辞める場合は、自分の適性に合った仕事や仕事の仕方ができるものに転職できた方が良いでしょう。その為に自分を理解することを徹底した方が良いでしょう。
自分のやりたいことが分からない、自己理解に興味がある方は、下記リンク先を参考にしてみてください。
上記のことを別記事にまとめています。
医療費助成
精神疾患の治療でも、医療費の助成を受けることができるものに「自立支援医療制度」があります。精神疾患で治療した場合、治療を受けた人の通院医療費の自己負担が1割になります。(所得に応じてさらに軽減される場合もあります)
申請については市区町村の窓口になります。診断書や申請書類などが必要ですので、必要書類についてはお住まいの市区町村の障害福祉担当窓口(福祉事務所や福祉担当課)などに確認してみてください。
実はオイラも知らなくて、まだ申請できていません(;^_^A
休職や退職すると負担も大きいので申請しておきましょう。
20240815 18:39追記
下記が必要になるようです。
①都道府県指定の診断書(医師にお願いすればもらえる、割と高額)
②マイナンバーカード(本人分)
③保険証(家族全員分)
上記①はオイラも市役所で用紙をいただいています。次の通院の時に医師に相談しようと思っています。診断書を書いてもらったら、それを市役所に提出して審査を待つはずです。
恐らくその際に持参するものを揃えることになると思うので、オイラの住んでいる市がどうしているかによります。恐らくマイナカードは必須と思います。
なお、都道府県の支援で3割→1割。市町村によってさらに1割→負担なしになるところもあるようです。いずれにしても、確認した方がよさそうですね。
※とことこてーさん、情報共有いただき、ありがとうございます<(_ _)>
失業手当金申請
仕事を辞めることになった場合、失業保険を受給することができます。一時的ですが、失業中の生活を支えるものになりますので、利用しましょう。
受給条件については、以下の条件を満たしていることを確認しましょう
・雇用保険に一定期間加入していること
・ハローワークに失業の届け出をしていること
・就職活動を行っていること
受給期間は、年齢や被保険者期間によって違ってきますが、通常90日〜330日くらいのようです。ハローワークで必要な書類を提出することになると思いますので、手続き等の不明点はハローワークで確認してみてください。
社会福祉協議会の貸付制度
生活が困窮している場合、各市区町村の社会福祉協議会などが貸付制度を行っている場合がありますので、利用できるか確認してみましょう。生活費や住居費などに必要な資金を無利子、もしくは低金利で貸し付ける制度です。
申請などについては、お住まいの市区町村の社会福祉協議会に相談してみてください。
生活保護
症状が重篤な場合は、仕事に就けない可能性もあります。そのような場合には、生活保護を利用しましょう。生活保護は、生活に困窮している人々が、最低限の生活を保障するためにある制度です。うつ病などの精神疾患により、仕事ができない時にも利用できます。
申請については、お住まいの市区町村の障害福祉担当窓口(福祉事務所や福祉担当課)などに相談しましょう。申請時には、所得状況や資産、生活状況を確認するための書類が必要になりますので、事前に確認してみましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?オイラは聞いたことはあっても利用できることを知らなかった制度もあり、何年も(下手すれば20年近く)損をしていたなぁと思うものもありました。
うつ病などの精神疾患になると、カミングアウトするのが凄く抵抗がありますが、長い目で見た場合、損を続けるよりは少しでも生活の足しになる方が、治療も受けやすいと思います。
考え方次第かもしれませんが、精神疾患になったことは仕方ないし、開き直ってみてもいいのではないでしょうか。