3月15日: 物流関連の注目ニュース
BLINK株式会社の浅井です。本日のnoteでは気になったニュースをまとめていきます。
TOPPAN/シンガポールに半導体基板工場、2026年末稼働 - LNEWS
TOPPAN(旧凸版印刷)は、シンガポールに半導体パッケージ用の高密度FC-BGA基板を生産する新工場を設立することを発表した。2026年末の稼働開始を目指しており、社会のデジタル化の進展に伴うデータトラフィック量の増加に対応するための需要増加に応える目的である。新潟工場での生産能力増強に加え、将来的な需要増とBCP(事業継続計画)強化のためにシンガポールに拠点を新設する。2027年度までに2022年度比2.5倍以上の生産能力拡大を目指している。
イケア/佐賀で初、長崎で2か所目の商品受取りセンター開設 - LNEWS
イケア・ジャパンは、佐賀県佐賀市と長崎県佐世保市に商品受取りセンターを3月21日に開設すると発表した。この取り組みは、オムニチャネル化を推進する一環であり、顧客はIKEAオンラインストアや店舗で購入した大型家具を通常配送より手頃な価格で受け取ることが可能になる。これにより、九州の各県に商品受取りセンターが設置され、物流の負荷軽減と環境配慮に貢献することを目指している。
ローソン×ワタミ/商品配送トラックの「物流シェアリング」4/6開始 - 流通ニュース
ローソンとワタミは、商品配送トラックの「物流シェアリング」を4月6日に開始する。この取り組みでは、ローソン店舗への商品配送トラックの非稼働時間を活用し、ワタミが運営する「ワタミの宅食」の商品を埼玉県東松山市の製造工場から首都圏の営業所約20カ所まで配送する。この物流シェアリングは、双方にとって初の試みであり、持続可能な配送網の構築を目指す。
Walmart Commerce Technologies Launches AI-Powered Logistics Product - Walmart Corporate
ウォルマートは、AIを活用した物流技術「Route Optimization」をソフトウェアとして提供開始した。この技術は、運転ルートの最適化、トレーラーの効率的な積載、走行距離の最小化を実現し、CO²排出量を削減しながら配送効率を高める。ウォルマートはこの技術で、不要な走行距離3000万マイルの削減と110,000の非効率な経路の回避に成功し、環境負荷の軽減に貢献した。このサービスは、他のビジネスも利用できるようになり、物流の効率化と環境配慮をサポートする。
US cargo owners cool on active logistics as markets slow - theloadstar.com
2021年に物流網の混雑と輸送能力の不足に直面した米国の貨物オーナーたちは、容量を確保するため積極的な物流運用への投資を強化した。しかし、市場の過剰能力と料金の下落により、企業はこの戦略を見直し、縮小を余儀なくされた。American Eagle Outfittersは、他の小売業者と専用トラッキング容量を共有するプラットフォームであるQuiet Platformsを立ち上げたが、期待以下の利益率となり、最終的には重大な損失を計上した。ウォルマートは高コストを避けるためJB Huntにインターモーダル資産の管理を委託。市場の低迷が資産所有と制御の魅力を弱め、コスト削減と効率化への関心が高まっている。