『海からの贈物』
この本、装丁がすごく素敵。
手離したくない、って思った笑
昔から有名な本だから、タイトルは知ってたし、
著者がどういう人かというのも知ってはいた。
なんでだろう。
貝の本だと思っていたのかも笑
あつもりで貝を拾うのは大好きなんだけど…
自然科学に苦手意識があったからかなぁ。
(自然科学の本じゃないし笑)
中味をパラパラと見てみたら、
あ、読みたい、って思ったのだけど、
その時は読みさしの長編があったので、
この本はやむを得ず手放して笑、失念してた。
先日他の方が記事で言及されているのを拝読して、思い出せた。
そうだ、これ読みたいと思ってた!と。
電子書籍版はなかったので、リアル本が届くのを待つ。
この辺も、この本らしくていい笑
もう、すっかりこっち寄り笑
届いた!素敵な装丁。中身も滋味豊か。紹介していきますね!
この本は、序、浜辺、ほら貝、つめた貝、日の出貝、牡蠣、たこぶね、幾つかの貝、浜辺を振り返って、の合計9章に分かれています。
その中から、一部を紹介します。
ほら貝
睡眠がバッチリ取れて、余計なものを食べていなくて身体が内側から整っていて、心も穏やかで周囲の人たちと調和したいと思う時が、私にとって「恩寵とともに」ある状態。いかに、常に「恩寵とともに」ある状態で生きていけるか、を大事にしている。
人に寄っていく時期と、自分に寄っていく時期があって笑、どっちも大切なんだけど、どっちかに偏りすぎると、ちょっと苦しくなる。
今どっちだ、とか、あまり気にしないようにしてはいるけど、仕事が休みの日は、なるべく予定も入れないし、人とも会わない。
仕事では、常に人に会っているから。
そんなことを、読みながら再確認した。
つめた貝
コロナが流行ってから、人と人の距離は本来あるべき距離に正された気がした。喫茶店での座席の位置とか、人一人分空けるぐらいで、本来はちょうどいいのかな、って。マスクをしていて、顔も見えないぐらいでちょうどいいのかな、って思った。人と話したい時は、「今から話しに行きますよー」ぐらいのかけ声をかけて、ドアをちょっと開けておいてもらう、みたいな笑。常に、話しかけたい時は、コンコン、ってするような笑
まあ、でも、親しい人たちと同じ空間で漫才のようにポンポン矢継ぎ早に重ねていく会話も楽しいし、親しい人とはもちろん近くていい。
たこぶね
波長が合う合わないってある。なんとなく、相手の考えていることが分かって、テレパシーのように気持ちが伝わってしまうので、お互いに言葉をかける必要もなくて、目線とか、ちょっとした仕草で十分に意思が通じてしまう。
職場でも、仲間とこういう風になれると、言葉がどんどん少なくなって、かといってコミュニケーションが足りないわけでもなく、音だけで色々わかるから笑、妙にシーンとしてしまったりもするけど、そこには安らぎさえ感じられることがある。こういうシーン、って好き。
幾つかの貝
余白の美、ってある。花を生けると、花にふさわしい空間を急いで作る笑。
花を生けること、花の周りに空間を作ることはセットで、セットにしないと花がかわいそうなことになる。(家の中も断捨離しないと!)
浜辺を振返って
1人は世界につながっている。家庭は世界につながっている。
3人なんて、多分宇宙笑。
だから、1人の人とわかり合えれば、宇宙の人と分かり合える可能性がある、と思う笑
いや、真面目に!
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