暁のヨナ 42巻 【ネタバレあり読書感想文】 別れの予感 終わりの兆し
★★★★★
Amazonでレビューしたものです
国中を周ってトラブルを解決してきた四龍と赤い髪の少女たち。
しかし、有名になったことにより国中枢に知られ、身を守るため再び緋龍城に戻ることになった。
スウォンが緋龍王の血筋であり、緋の病により苦しみ長くないことを知るヨナ。
さらに同じ病を持つ南戒のメイニャンが侵入しトラブルに。
その南戒のチャゴルと戦になり、野営地で勝利する。
が、シンア、ジェハ、ゼノが南戒の都に向けて連れ去られてしまった。
今まで何度も連れされた龍達。なのに今回は違った様子に。
ヨナには龍の声が聞こえ、
暴れ回る青黄緑の三体の巨大な龍に、
人間は恐れ慄くばかり。
この機に乗じて南戒の都を制圧するため、さらに進軍を続けることを決めたスウォンと高華国軍。
その夜、スウォンはハクと会い、二人きりで話をする。
龍の短命に緋の病の話。
さらにヨナを次の王にと望むスウォン。
スウォンの気持ちが分かりません。
自らが権力を振いたいわけではなさそうですが、
なぜそこまで国が大事なのか。
本来なら王になるはずの王の孫だから?
父がそう願ったから?
ハクとヨナを排除してまで彼が守ろうとしたものはなんなのでしょうか?
彼にとって国とはなんなのか?
それがわかる時は来るのでしょうか。もうそんな時間がないのでしょうか。
そんなスウォンの告白に、激しく動揺し怒りを露わにする、ハク。
驚き、怒り、憎しみ、喜び、絶望。。。
断ち切れない思い。
振り切ろう振り切ろうとする幼い日の誓い。
ハクは本当にスウォンが好きだったのでしょう。
でも、スウォンはそうではなかった。
スウォンに言われ、3人を探しに旅立つヨナとハクとキジャ。
涙を堪えて送るユン。
楽しかった腹へりたちは、バラバラになってしまいました。
そして現れたジェハ。
人なのか緑龍なのか、わからないものになっていて、
別れの言葉を告げて消えた。
寿命って、今までの先代達は普通に亡くなってましたよね?
龍にはなってなかった。
「逃がすなよ」というゼノの言葉は、ジェハのことなの、、?
血を分けた龍たち。
分けた側の龍は再び現れるのか。
その時、ジェハたちにゼノ、ヨナはどうなるのか?
「もうちょっとだけ続くんじゃ。」という作者のコメントもあり、そろそろ最終局面なのでしょう。(そう言ってからが長かった漫画もありましたが)
このまま行くと、夢の通りにみんないなくなってしまいそうで、だいぶ不安です。
大丈夫かな、、、
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