正直不動産 3巻 【ネタバレありマンガ感想文】 首のつながった永瀬の喜び
★★★★☆
Amazonでレビューしたものです。
0.これまでのあらすじ
嘘が蔓延する不動産業界で、嘘を尽きまくって営業トップになっていた永瀬財地。しかし、ある日石碑を壊した祟りで嘘がつけなくなってしまいました。
一時は退職も考えたが、今までの嘘つき営業から正直営業に方針を変換して生き残りを図ることに。
入れ替わりの激しい不動産会社。ライバルの桐山と張り合っていましたが、新たな課長・藤原が登場。彼のやり方に納得できない桐山は社長に詰め合いますが、社長は地主でコネの多い藤原を取り、桐山は退社することに。
1.上司も同僚も敵?の不動産会社
使用貸借(後編)。
ドラマとはだいぶ違う展開で、こちらは藤原と永瀬のバトル。永瀬が藤原に少しやり返すことができました。
私は営業はやったことないですが、藤原は問題のありすぎる上司だと思います。地主の生まれでコネで入社というのも個人的には気に入りませんが、それを除いても、部下とはいえ他の人に仕事をまかすのに必要な情報を渡さなかったりなどはただの嫌がらせでしょう。ほうれんそうって教わらなかった?
それを雇いれた社長もどうなんだろう、と思いました。
次の話の預かり金では、今度は新たに中途入社の西岡が登場。
なかなかの売り手で、やっぱり嘘つきまくりです。犬アレルギーなのに犬の写真を見せて心理的距離を近づける、、やり手の営業職、と言っていいのでしょうか。
なんかひどいやつにしか見えないけど。
西岡に面倒になった物件を渡され、それぞれに事情を抱える客と客の間の板挟みになり、苦悩する永瀬。
部長は、そんな永瀬にマグロ漁船に売るとか圧力かけまくりです。。
預かり金は返却しない方が儲かったとはいうものの、買い手の契約を見つければOKなのか、部長、、よくわからん。。
嫌な職場だなあ、おい。
などと思っていたら、
2.あんことキックバック
西岡はクビ。
あんこ業者から金をもらっていたから。
あんこ業者は、売り手と買い手の業者の間に入る中間業者。売主側が広く情報を公開できない場合などに、あんこ業者に情報を流し、あんこ業者が複数の業者に物件の情報を流すんだそうです。
一般には知られていないですよね。
手数料で揉めたり、正確な情報が伝わらないことからあんこ業者を不動産屋は使いたがらず、ネットの時代になってからは減っているらしいです。
珍しくしめてくれた、大河部長。
社長は社長で何やら信念があるらしいこともわかりました。
4.永瀬の喜び
あんこの西岡に差をつけられ、自分が今日売り上げを上げないと首になるかもしれない状況で、前仲介したお客さんからエアコンの故障の連絡に対処した永瀬。
そのお客さんが彼を救い、一発逆転となりました。
よかったね、永瀬。
まあ一件落着となりましたが、
次の借地権(前編)では、登坂不動産を辞めた、瀬戸と西岡が、復讐を誓っており、早くも波乱の予感です。
よかったらこちらもどうぞ〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?