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イラストでイメージがつかめる 英語の前置詞使いわけ図鑑 【読書感想文】 てにおはでないコアイメージを

★★★★☆
Amazonでレビューしたものです

「なぜそこはwithなのか?」
「そこでfromではなくofを使う理由は?」
よく使う31個の前置詞の使いわけをイメージ化!
見るだけで前置詞の使い方がスッキリわかる!
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1.日本語で言うと、てにおは、ではない!?


前置詞。
日本語にはないこの品詞。
英語学習に置いて、なんとも高いハードルです。まあ冠詞も助動詞もそうですが。

wikipediaによると、後置詞と言うものもあり、日本語にてにおははこれにあたる格助詞なんだそうです。


なぜこの時のこの前置詞なのか?
そういうものだから、と言う話にしかならないことが多いです。

日本語のてにおはに似ていますが、そう覚えようとしても覚えきれないのが前置詞です。

”英語の前置詞は、日本語で言えば
助詞「を」「に」「へ」「から」「より」「で」「まで」と覚えている方も多いのではないでしょうか。
でも、その覚え方では
「りんご」←→「apple」のような
1対1の訳にはならず、
和英辞典を片手に
「どれ!?」と迷ってしまいませんか?”

”日本語では同じ「に」なのに、英語だとこんなにたくさん!
・箱猫がいる。
「箱の中にいる」だからin
There's a cat in the box.
・壁ハエがいる。
「壁にくっついている」だからon
There's a fly on the wall.
・ドアの所誰かいる。
「ドアという地点に」だからat
There's someone at the door.
・あなたあげる。
「あなたへのプレゼント」だからfor
Here's a present for you.”

この本では前置詞の訳を1つ1つ覚えるのではなく、前置詞がそれぞれ核になるコアイメージを持っているため、その「イメージ」を理解して覚えることをすすめています。
そしてその「イメージ」を覚えるためにイラストを利用する、というのがこの本のコンセプトになっています。

てにおはを使う時イメージなんて持たないけどなあ、、とは思いつつ読んでみることにしました。


2.語源図鑑の前置詞バージョン


作者は以前こちらでもご紹介した、語源図鑑の方です。

同じように、前置詞それぞれの用法が紹介され、イメージ図が見開き左ページに乗っており、右ページに4つぐらい例文とそれぞれのイメージ図がついています。
さらにその後にその前置詞を使った熟語が紹介されています。

ただ、イラストは前と変わってしまっています。

個人的にはイマイチでした。
変に現実的な人の絵にするよりも、前の方抽象的な人のイラストの方がよかったです。
細かくなってみにくくなってしまいましたし、鍵を置いて出てしまったシーンでは、鍵がわかりにく、先生と生徒もみんな生徒に見えました。

それでもなんとなく前置詞の大枠のイメージは掴めるかなと思います。

あとは覚えられるかでしょうか。
結構用法は多いです。

31個もの前置詞が次々と紹介されており、ボリューム満点ですね。


3.目次


01 in
02 at
03 on
04 to
05 for
06 from
07 of
08 off
09 with
10 by
11 about
12 around
13 into
14 out of
15 against
16 up
17 over
18 beyond
19 above
20 below
21 down
22 under
23 after
24 behind
25 among
26 between
27 out
28 away
29 across
30 along
31 through


他にも動画も

他にも前置詞はコアイメージが大事と言っている方はいました。

イングリッシュおさるの動画もわかりやすかったです。
ただこの人いちいち「一撃で!」とかうるさくてうざいので苦手です。宣伝も多いし。



著者:清水 建二 (著), ヤギ ワタル (イラスト)
ASIN ‏ : ‎ B09KTQGYPM
出版社 ‏ : ‎ アスコム (2021/11/5)
発売日 ‏ : ‎ 2021/11/5
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 75224 KB

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