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太陽光発電の2019年問題と蓄電池を徹底解説 【読書感想文】 エネルギーの自給自足できる家を

★★★★☆
Amazonでレビューしたものです

今、太陽光発電の業界で「2019年問題」というワードが飛び交っています。
2009年に施行された固定価格買取制度、通称FIT法により、太陽光発電をはじめとする、再生可能エネルギーが普及してきました。このFIT法により国は大手電力会社に、一般家庭の太陽光発電によって創られた電気の余剰分を、高い単価で買う事を義務付けました。これにより、一般家庭の太陽光発電設置ユーザーは、毎月数千円、場合によっては数万円の売電収入を見込めるようになり、太陽光発電は再生可能エネルギーの代表として注目されてきました。
しかしながら、この制度のひずみが、今、別の意味で取り上げられています。
FIT法の規定により「高く電気が買い取ってもらえる」期間は10年間と定められており、
2019年10月にこの10年目を迎える、いわゆる「FIT切れ」の太陽光発電設置ユーザーが、日本で53万世帯にのぼるというのです。
本書では、
・太陽光発電業界はどのような転換期を迎えているのか?
・FIT切れを迎えた設置ユーザーはどのような対策を迫られるのか?
・近年、注目を浴びている蓄電池とはどのような物なのか?
について解説されており、太陽光発電設置ユーザー必読の内容となっています。また、太陽光発電を設置していない人でも、誰もが電気代に上乗せされている再エネ賦課金や災害時の停電対策への蓄電池の有効性にも記されており、これからのエネルギー事情や災害対策など幅広い層に有益な情報が満載となっております。

unlimitedになっていたので読んでみました。


【目次】

はじめに
第1章 売電価格の下落による家庭生活への影響
・太陽光などの余剰電力を買い取る固定価格買取制度とは
・固定価格買取制度終了後には売電価格が6分の1以下に?
・水の出しっ放しは止めるのに、なぜ電気の無駄は止めないのか?
第2章 台風21号と大地震で注目された蓄電池のメリットとデメリット
・大停電の中でも明かりが灯る家があった
・蓄電池のメリットとデメリット
・なぜ補助金の申請者が急増しているのか
第3章 『太陽光+蓄電池』のある家電気代のシミュレーション(1−4)
・携帯電話の料金プランのように電気料金も見直そう
・太陽光と蓄電池で電気料金がどう変わるのか
・数字だけで判断できない蓄電池のメリット
第4章 蓄電池はどんな業者から買うべきか
・「どこで買っても同じだろう?」と家電量販店で買ったけれど
・ネット業者はたしかに安い。でも本当に大丈夫?
・信頼できる業者の見極め方4つのチェックポイント
おわりに

1.会社の代表者の本

作者は、サンフォレスト株式会社という大阪にある家関係の会社の代表の方だそうです。

こうやって名前と所属をきちんと明らかにした方が書かれた本ならある程度信用できるかなと思いました。
実際にこういった業務に携わっている方の経験は大事です。
シャープとか、実際の会社名が出てくるのもよかったですね。

他の太陽光発電の本でも、指摘されていたように、やはり太陽光発電はメンテナンスが大事のようですね。そういった対応の良さから大手よりも街の電気屋さんにお願いすることがあるという記載があり、なるほどと思いました。
我が家のアパートのエアコンが去年の夏に壊れて死にそうになったのですが、なかなか修理に来てくれず困りました。(ちなみにシャープのエアコン)。電気関係の故障はものによっては生活が死活問題になるので、すぐに対応してもらえるところが良いですよね。


2.ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)

ZEHについての記載もありました。
ZEHってなんぞや、というものなのですが、国が進める方針で将来的にほとんどの住宅をZEHにするという方針を打ち出しているのだそうです。

資源エネルギー庁にZEHについて記載がありました。

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/index03.html

スパッとした説明が見当たらなかったのですが、太陽光発電と蓄電池でエネルギーを家で作って消費する家のことのようです。

昨今の災害の多さを見ると、そういった家を考えて行った方が良さそうですね。

ただ、こちらの本は2019年の発行なので、最新の情報の注意が必要です。


著者:坂本 哲平 (著)
ASIN ‏ : ‎ B07RRQ9QS9
発売日 ‏ : ‎ 2019/5/17
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 2640 KB
本の長さ ‏ : ‎ 68ページ

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