正直不動産 15巻 【ネタバレありマンガ感想文】 不動産の適正価格とは?
★★★★☆
Amazonでレビューしたものです
0.これまでのあらすじ
嘘が蔓延する不動産業界で、嘘を尽きまくって営業トップになっていた永瀬財地。しかし、ある日石碑を壊した祟りで嘘がつけなくなってしまった。
正直営業に方針を転換した永瀬は、やりがいと喜びを感じるようになっていく。
そこへライバル・ミネルヴァ不動産が、登坂不動産へ猛攻撃を仕掛けてくるようになった。
課長代理に昇任した永瀬。マダムの義理の孫息子・十影を一人前の営業マンに育てると豪語してしまったが、、、?
今回は、更新料(後編)、価格交渉、契約の誘因、1Rマンション、買取保証(前編)
この巻の内容は結構ドラマになってましたね。(内容は結構変わっていましたが)
1.十影のSSR
どうにもつかみどころのないチャラそうなZ世代の十影。
しかし今回は定時の6時になっても上がらずに、むしろ座り込んで家主の猪口と交渉を始めました。
こんな何も考えていなそうな顔をしている十影ですが、漫画の登場人物だけあって、結構悲惨な人生を送ってきました。
父方の祖父はマダムにいれあげて離婚。小さい頃は借金とりに追い立てられる生活。やっと就職しても続かずに、半年前に両親揃って交通事故で死亡して。。
マダムのことはおばあちゃんって呼んではいるけど、微妙な関係ですしね。
母親を思う借主の根津を見て、彼は彼なりに思うところがあり、行動に移したようです。
ちょっと人間として分かり合えそうになりましたよ、十影くん。よかった。
2.不動産の価格
世の中売っている大抵のものには値札が付いているのですが、不動産には値札はありません。
なぜなら全く同じ物件はないから、だそうです。
一応路線価などの指標はあり、作中で永瀬が、
(近隣で売却された類似物件の成約価格。築年数、間取り、日当たり、競合物件の数、人気エリアかどうかといった不動産市況、、)
などを加味した適正価格はあるようです。
国土交通省も価格指数を出しています。
売却価格がわかるーなんてサイトも多いですが、どうなんでしょうね。
でも、不動産の売買価格って、結構個人の事情とかに左右される、いい加減なものも多いですよね。不動産屋さんがそう言ってましたよーー
さらに、巻末で行っているように手数料自由化になれば、閉鎖的な不動産業界にはいいことだと思いますが、なかなかそうはいかないようですね。
3.神木の敵は、、、?
登坂不動産を潰しに来ているミネルヴァ。
どうにも登坂は旗色が悪そうです。
神木は、花澤を弄び、永瀬に客をよこしてゲームを仕掛けて、余裕満々で勝利を確信しています。残念ながら永瀬は勝てず。。。
そんな神木は、新たな敵を発見しました。
それは、、
鵤!
鵤VS神木!!
新店舗の社長に神木がなり、本店と競うという戦いを持ちかけました。
何やってるんだか、ミネルヴァは。。
そして、登坂不動産はどうするのでしょうか。
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