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ダンジョン飯 4巻 【ネタバレありマンガ感想文】 アニメ後半戦突入!展覧会もありますよ!!

★★★★★
Amazonでレビューしたものです

ついに炎竜(レッドドラゴン)のいる地下5階にたどり着いたライオス一向。
鉄をも弾く真っ赤な鱗と、骨まで灰にする炎を吐く強敵を相手に
ライオスは、命をかけた作戦を決行する……!
妹・ファリンは救えるのか? そして、竜の肉を喰うことはできるのか!?
腹ペコダンジョンファンタジー、激闘の第4巻!




0.RPGの世界のダンジョンで魔物を喰らうーこれまでのあらすじ


ドラクエのようなRPGの世界。

その世界の小さな島の地下に、過去の黄金の王国が狂乱の魔術師によって封じ込められていた。かつての王が魔術師の退治による解放を望み、解放者に全てを譲ると言い残して消え、争奪戦が始まった。しかしその王国のある地下の迷宮=ダンジョンは、人を襲う魔物が闊歩し、死者は魔法によって蘇ることができた。

主人公ライオス一行は、彼の妹ファリンが地下で炎竜に食われた状態で地上に脱出した。妹を助けるため再び急ぎダンジョンに潜り、迷宮内で魔物を退治して食べながら進むことに。ダンジョンで魔物を食べてきたセンシを仲間にし、妹を助ける旅が始まった。魔物を食べながら。

ついに地下5階。炎竜がいる階にたどり着いたライオス達・・・!

1.ナマリと兄妹

前の巻は地下5階に辿り着いたライオス達で終わりました。
ここで一気に炎竜との戦いに行くのではなく、話は一度、地上に着いたタンスさんたちに戻ります。

タンス夫妻は実力ある魔術を使うノームの老夫婦で、キキとカカというトールマンの若い双子をつれてます。
彼らに今雇われているのがドワーフのナマリ。前はライオス一行にいましたが、物語の始まりで炎竜と戦って地上に飛ばされた後、ライオスのパーティから抜けました。
魔物を食べるライオスたちと再会しましたが、彼女はタンスさん達とやっていく決心をしてライオス一行と別れています。

タンスさん夫妻は島主に報告に行き、頼りなさそうな島主にビシバシ指導をします。格好いいじいちゃん。

一方、ナマリは移動酔い?からの回復後に、報酬を受け取って蘇生所へ向かいました。なぜか双子のキキとカカも着いてきます。

ファリンらしい遺体がなくて一安心するナマリ。
ナマリはナマリでファリンのことを心配してはいるんですよね。

そして、キキとカカに迷宮での死の恐ろしさについてナマリなりにアドバイスをします。

「迷宮潜ってるとだんだん麻痺するんだ 
死んでも大丈夫生き返るって
でもそうなった時が一番危ないんだ」
「だから恐怖は忘れるな 
何があっても生きることを考えろ」

炎竜との戦いで思い知ったナマリ。

そんな強敵との対決が再スタートです。

2.ついに炎竜と対決

①食うか食われるかの死闘


流石にでかい炎竜!

話ごとの扉絵で、徐々に姿を表しながらその大きさが見えてくるという憎い演出です。

歩くと地響きがし、建物とそれほど変わらない大きさという巨大さです。
むしろ今までよく人間のパーティーがこんなでかい竜を倒せていたなと感心しますが、剣の使い手や魔法の強力で倒してきたんだそうです。

今の4人でできる作戦をたて、センシのカツレツで精をつけ、炎竜に挑むライオス達。

しかし残念ながら炎竜は甘くなく、股の下から出られないピンチに陥ります。

そこで、竜の気を引くためにセンシが飛び出します。
止めるライオスにセンシは、

「ライオス もうわかっているだろう
今までお前が食ってきた魔物の中に死力を尽くさない者がいたか
ここでは食うか食われるか
必死にならなければ食われるのはこちらだ
腹をくくれ!」

狩る側なのか狩られる側なのか。

命のやり取りには、覚悟が必要なのです。

②妹を思う兄・ライオス


センシとチルチャックが武器を取り戻してくれ、剣と鍋を持ってマルシルと合流したライオス。

彼も覚悟を決めて炎竜に飛び移ります。

(振り落とされるぞ 早くその”策”を実行しろ
一瞬で済むことだ たいしたことじゃない
ファリンの痛みに比べれば)

元々、炎竜に食われた妹のファリンを救うために始まったこの物語。

どうも色々な魔物食やほんわかしたやり取りに忘れがちでしたが、彼の妹は生きたまま炎竜に食われたのでした。丸呑みなのか牙と舌ですり潰されたのかは分かりませんが、いずれにしても残酷な死に方です。

読みやすくほんわかした絵柄とキャラのやり取りでつい忘れがちでしたが、生き物と殺し殺されるやりとりをずっと続けている話であり、殺される側に人間も含まれているのでした。

ライオスのキャラもあり、イマイチ妹を失った深刻みや悲しみがわかりにくかったところもあったのですが、、、
ちゃんとファリンのことを思っていてくれてよかった。。。

足を犠牲にして炎竜を倒す、ライオス。
なかなかエグい作戦でしたが、結果オーライ。
ギリギリだったねえ、本当。
よかったねえ。

③残酷な現実を前に下す決断


しかし、そんな倒した炎竜の体内から、白骨となって発見されたファリン。

迷宮では死んでも生き返れる、、はずが、ここまで損傷が激しいと厳しいらしいです。

それでもライオスは諦めず、骨のファリンを集めて蘇生所へ連れて行こうとします。
珍しく必死です。

そんなライオスにマルシルは、炎竜の肉を使った黒魔術での蘇生を提案します。

「頼むマルシル
ファリンを生き返らせてくれ・・・!」


生き返ったファリンは、みんなと炎竜の肉を食べ、魔物を食べた話に目を輝かせます。

ライオスは、ファリンにもう二度とあんな無茶をするな、と言いい、妹を抱きしめられます。 

「もうしないよ」

いいシーンですよね。

やっとファリンを生き返らせて、めでたしめでたし、、、と思いきや、不穏な空気が漂い、4巻は終わりです。

これで終わりではないんですよね。
ライオス達には悪いですが、続いてくれて嬉しかったです。

2.アニメも絶好調ですね

①アニメは後半戦に突入

アニメは半年の予定で、後半戦に突入しました。

これに合わせてOP,EDも変わっています。

OPは少しほんわか可愛い感じです。

EDはファリン視点でしょうか?

②迷宮探索ラジオ

月イチのラジオも面白いです。


ライオス役の熊谷健太郎さんと、マルシル役の千本木彩花さんが、放送された魔物飯にちなんだごはんを食べながら、ゲストと語り合うという内容です。

美味しそうなんですよねえ、このラジオ!
ラジオの感想じゃないけど。

③「ダンジョン飯 迷宮探索展」開催

な、なんと!

展覧会も開催されるんですよ!!

4月27日から5月6日の東京ソラマチなんて、、

人混みで死にますよ。。

行きたいけどちょっと無理ですねえ、予定が立て込んでいて、、残念。


著者:九井 諒子 (著)
ASIN ‏ : ‎ B06W9DMNYZ
出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2017/2/15)
発売日 ‏ : ‎ 2017/2/15
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 76249 KB
本の長さ ‏ : ‎ 197ページ


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