暁のヨナ 25巻【読書感想文】 少しずつ風向きが変わり始めた。
★★★★★
Amazonで2017年12月26日にレビューしたものです。
前巻から引き続き、真国編のほぼクライマックスになります。
コウレン側の姫の強さと悲しみ、姫を守る従者の思いもつづられます。
国を民を想う気持ちは同じなのに、立場が対立してしまった姉妹の姫。そこをつかれ利用されて今回の乱が起こったともいえ、治世の難しさを感じます。
一方、戦を止め四龍を助けるためスウォンと対峙するヨナ姫。(表紙では背を向けてますが、、)
ヨナはスウォンに会って、ショックを受け泣くでもなく、にらみながら共闘するでもなく、真っ直ぐに見据え、「話しましょう」と呼びかけます。
その王としての姿勢と言葉にスウォンでさえ表情を変えます。
またヨナの成長を見ました。
そんなヨナに、今まで四龍探しとともに国のあちこちで出会った人たちが、今度は力を貸してくれるようです。
徐々に、少しずつ、スウォンとの立場が変わり始めました。参謀はヨナを警戒し始めます。
そして、そんなヨナを見て、ハクは何を話すのでしょうか?
四龍にもまだ隠された力があるようですし、クライマックスが楽しみなような、もうちょっと続いて欲しいような。。
最後にお気楽な短編もついてちょっと一息。婆、、、