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正直不動産 5巻 【ネタバレありマンガ感想文】 両手とタブーと大島てる

★★★★☆
Amazonでレビューしたものです。

望んでないのに、正直まっしぐら。
フルコミッション(完全歩合制)契約の社員が新たに登坂不動産にやって来ても、“カスタマーファースト”至上主義の新入社員・月下がノルマが果たせずクビの危機に追い込まれても、永瀬の“正直営業”は変わらない。
AD物件、中抜き、トリプル両手、再建築不可、共有名義――
嘘が上手くつけなくなっても転んでもただでは起きない男・永瀬財地がタワマン復帰&課長昇進を目指してガンガン行く…!?
不動産営業の本音を曝け出す、痛快皮肉喜劇(サティリカル・コメディ)第5弾!!!



0.これまでのあらすじ


嘘が蔓延する不動産業界で、嘘を尽きまくって営業トップになっていた永瀬財地。しかし、ある日石碑を壊した祟りで嘘がつけなくなってしまいました。
入れ替わりの激しい競争社会の不動産会社。新たな課長・藤原が登場し、永瀬のライバルの桐山は藤原のやり方に納得できず社長に詰め合ったところ、社長は藤原を取り、桐山は退社。中途入社でやり手だった西岡はあんこ業者にキックバックをもらっていたことがばれ首に。
正直営業に方針を転換した永瀬は、コツをつかみ、やりがいと喜びを感じるようになっていった。
しかし登坂不動産を辞めた社員達が、ミネルヴァ不動産に移って復讐を図る?

今回は、
AD物件(後編)中抜き、トリプル両手、再建築不可、共有名義(前編)になります。

1.不動産業界のタブーとは


フルコミの黒須が入り、営業トップを走っています。とにかく金を取るスタイルに永瀬は反発するも、なんだかんだと登坂不動産の従業員達は影響を受けることに。
菅沼もフルコミにうつるがうまくいかず、タブーに手を染めてしまいます。

普段はギャクキャラよりの大河部長。本気で怒るとヤクザ顔負けのおっかなさです。民法130条って、なんかすごいの出てきたなあ、さすが部長。。

でも、永瀬は菅沼を助けました。大丈夫?結構ダメそうですけど、この人。。

2.両手という悪しき慣習


実は、私は不動産を買ったことがあり、その会社は結構両手をやっています。(一応担当は別)

この巻では、両手どころかトリプルという話が出てきます。また巻末では、両手というよくない習慣について触れられています。

最初は両手の何が問題かよくわからなかったのですが、確かに弁護士では原告と被告の両方にはならないです。高く売りたい売主と、安く買いたい買主の両方の味方にはなれないですよね、確かに。結局何処かで妥協しちゃいますもんね。

今度は両手していない不動産会社を探そうかと思ってもなかなか探せないんですよね、そういうのHPに載ってなさそうですし。

3.大島てる

今回の巻末では、原案者の夏原武氏と、事故物件公示サイト管理人大島てる氏の対談が載っていました。

「大島てる」は、事故物件について色々な人が投稿したものを紹介されているサイトになるようです。

事故物件って色々ですよね。
ちょっと見てみると自殺とか結構ありますね。首吊りとか。

個人的には孤独死とかは別に気にしません。霊感がないというか、そもそも霊の存在を信じていないので。。
病院のベッドなんて人が亡くなるところですからねえ。入院したらそのベッドをみんな使うんですよ。
もちろん、建物が傷んでしまっていると困るので、その辺が伏せられているとちょっと嫌だなと思います。

気にする方で、これから部屋を借りよう買おうと考えている方は、検索してみると良いかと思います。


著者:大谷アキラ (著), 夏原武 (著), 水野光博 (著)
ASIN ‏ : ‎ B07QKZT96G
出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2019/4/26)
発売日 ‏ : ‎ 2019/4/26
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 57192 KB
本の長さ ‏ : ‎ 211ページ

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