ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王 2巻 【ネタバレあり読書感想文】 怪しい大賢者(笑)
★★★★☆
Amazonでレビューしたものです
扉絵の、小さくなったキギロをつつくヒュンケル。かわいいーー
1.魔導図書館とあらたな側近
大地斬でキギロを撃退したアバンたち。
目的を果たしたこともあり、アバンとロカはネイル村で一泊した後旅立ちます。
でも実際はヨレヨレでした。
心配したレイラは、影女であることを父たちに明かし、破門されてアバンたちについてきます。
珍しく喜びを全身で表すアバン。
一方キギロは小さくなって魔城で再生中となりました。
次の目的地ヨミカイン魔導図書館は、何やらラピュタを思わせる外見です。
が、中は立派な図書館。いいなあ本がたくさん。図書館大好き。
ロカは不思議な喋る本に導かれ、その中に入ってきます。
しかし、図書館内部はすでに魔王の支配下に。
新たな側近と戦いつつ、目的を果たします。
2.待ってました、大魔導士
悩めるロカつけこむ、大賢者、、様…?
悪そーな顔してるなあ、おい。
前の巻で老師の方が先に出てきていたので、こっちはどうなったのかと思えば、
こんな登場ですかい。。
しょうもないエロジジイ、、大悪党め。。
一芝居打ってからの復活のベタン。
やっぱり強いし頼りになるなあ、マトリフは。。
3.みんなロカについてきた
ダイを読んでいた世代にとって、アバン、マトリフは馴染みのキャラクターであり、レイラも、マァムの母として出てきました。
しかし、もう1人のパーティーの一員のロカについては、マァムの父で力持ち、戦士として参加し、すでに故人となっている、、と言う程度の情報しかありませんでした。
マトリフがハドラーに「アバン、、、ロカ、、いいやつはみんな死んじゃって」と嘆いているように、いいやつだったのかな、というぼんやりしたイメージはありましたけど。
だから、ロカが喋って動いているのは、この前日談が初めてになります。
どんな人物だったのかも。
アバンと親友になり、レイラと早くから心を通わせ、マトリフも放って置けなかった、ロカ。
剣士なのに殴った方が強く、それを気にしてしょんぼりする戦士。
単純であまり賢くはないけれど、素直に礼を言い、自分が悪ければ謝り、他人を気遣い、少し交流しただけの他人の死に涙し怒る。
バカで不器用でお人好し。
皆に好かれ愛される「いい奴」だったのでしょう。
だから、レイラもアバンも彼のために呪文を探し、マトリフも一行についてきました。
彼らの助けを借りて、カールの名に恥じない剣を振るう剣士に成長しました。
それだけに彼のその後が気になります。
彼が命を落とすのは、最終決戦かその後なのか。。
せめて一度は平和を噛み締めて、ベッドの上で逝ってほしいと思いますが、、
他の巻の感想はこちら↓