正直不動産 16巻 【ネタバレあり読書感想文】 祝ドラマseason2
★★★★☆
Amazonでレビューしたものです
1.祝山Pドラマ第2弾
不動産投資の勉強なるかな、と思い読んでいたこちらの「正直不動産」。
15巻で止まってしまっていたのですが、
また1月からドラマ第2弾!
原作の方を読むのを再開しました。
16巻の巻末に、season1のドラマ役者さんたちの似顔絵イラストが載っていましたね。この16巻が出たのは去年の12月でしたから。
ドラマのSeason1、見ようと思って録画はしてあるのですが、見ないまんまになっていて、そっちを先に見るか、Season2を先に見るか迷うところです。
2.解決しないサブリース問題
16巻の内容は、
・買取保証(後編)
・サブリース解約
・共有物分割請求
・ハイエナ店舗仲介
・但し書き道路物件(前編)
でした。
サブリース問題!
すっごい問題になりましたよねえ、レオパレス。
賃貸不動産経営管理士はこのサブリース問題から国家資格化されたってどなたかがおっしゃってました。
こちらの漫画では、法律が改正されても、結局解約ができないので根本的な問題解決にはなっていないという指摘がされています。
もっというと借地借家法という不平等すぎる法律が問題なんでしょうね。
アメリカみたいにホームレスが溢れればいいとは思いませんが(治安が悪くなるから)、この法律はいくらなんでも借主に甘すぎると思います。お金を払って部屋を借りているのに、お金を払わなければ住めないのは当然です。払えないで住めない人には、住み込みの労働環境の整備が必要なのではないでしょうか。それは国がやるべきでしょうね。
個人的には、外国人トラブルを取り上げてほしいと思っています。1巻まるまるで。(もうやっていたらすみません)
うちの実家の近くもブラジル人が増えて問題になっています。おそらくこれからもっと問題になると思います。埼玉県の川口市とかでも問題になっているらしいですし。
こういった漫画で取り上げてくれて、ドラマ化されてもっと問題になって、外国人対策の法整備を進めてほしいです。日本にいる以上は日本のルールを守ってほしいし、守れないなら出てってほしいですね。
3.不動産会社もいろいろ
主人公が所属している登坂不動産は主に不動産の売買の会社のようです。
大抵の人にとって不動産を買うことはそうそうあることではありません。生涯に一度という人が多いでしょう。売る側にとっては毎日の日常でも買う側にとっては一生に一度では、経験や知識に大きな差があり、悪徳業者はそこにつけ込みます。
ミネルヴァ不動産のように。
私が関わった不動産会社の多くは、賃貸の不動産紹介だったり不動産管理会社だったりですが、「ひどいなー」と思う会社が多かったです。(もちろん「ここはまともだな」と思う不動産会社もたまにはありましたが少数派です。)
法律で決められていることが慣習でまもられていないことも多いそうで、おそらく不動産業界全体の問題なのでしょう。
この漫画を契機に、業界全体が変わっていってくれることを期待します。
正直な人や会社が報われるように。
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