ジョジョランズ 2巻【ネタバレあり読書感想文】冷めた15歳に溶岩を
★★★★☆
Amazonでレビューしたものです
1.PVは舞台のディオですよー
発売になりました、ジョジョ9部第2巻。
今回の宣伝も大々的で、電車ジャックがあるみたいですね。
丸の内線乗ったのに、見れなくて残念でした。。
何より、PV!!!
宮野真守さんじゃあないですか!
舞台のディオ・ブランドーですよ!
ジョディオの声は、私のイメージだともうちょっと高くて乾いた感じの声だったのですが、これはこれで趣があって素敵です。
2.託す露伴
ダイヤを盗みに半グレ4人組が忍び込んだ先は、ハワイの別荘。
持ち主は日本の漫画家・岸辺露伴!
露伴先生ーーー
映画の宣伝に来たのーーー
バキンかわいいーーー
泉くんはーーー?
600万ドルのダイヤよりも動揺する溶岩をジョディオに渡した露伴先生。
一巡してちょっと落ち着いた感じですね。
あるいは4部よりもうちょっと年齢が上で、もうちょっと大人になったのか。
忠告までしてくれましたよ、あの岸辺露伴が、強盗に。
確かにお兄ちゃんはともかく、あまり信用できるグループではないね。
少なくとも命は預けられなそうです。
またの出番をお待ちしてますよー露伴先生。
それにしてもあの距離ならヘブンス・ドアーで溶岩取り返せないかなあ?
設定違うの?
3.託された15歳
そして溶岩を受け取ったジョディオ。
2つあるうちの1つをぶっ壊すという、、こいつマジひでえ。
1巻を見た時にも思ったのですが、大富豪になるというわりに、イマイチやる気が感じられないクソガキですよね、彼。
冷めてるんですよねえ、なんか。熱意が感じられないというか。
ジョルノみたいに夢って感じではない。
なんでかなあ、と思ったのですが。
①荒木先生が歳をとって落ちつきエネルギーが減った
②社会の変化にあわせて変えた
まあ、①はないかな。先生歳取らないから。吸血鬼だから。
45の私からすると、今の時代はいいなあと思っちゃいます。
手元でポチポチするだけで買い物できてなんでも届くなんて、すごい便利だし、遠くの人と顔をみて話ができるなんて当時見ていたたロボットアニメの通信機能みたいです。
一方で、情報が多すぎて、かえって夢を見にくい時代だな、とも思います。
最近のアニメや漫画で、記憶をもって転生や生まれ変わりが流行るのも、今の人生諦めてるような印象を受けますし。
さらに顔も名前も知らない相手とほいほい繋がれるのは怖いですね。逆に裏ではなんて言っているんだろうって、疑心暗鬼になりそうです。
個人的にエンタメって、人に夢をみせるものではないかと思っております。少年ジャンプは基本少年向けなので特に。青年誌は読んだことないので違うかもしれませんが。
このジョディオは、荒木先生の持っている今の15歳のイメージなのかな、と勝手に思いました。
すると、これから展開される9部は、先生から15歳へのメッセージでしょうか。
彼は、溶岩を手に入れて、これから熱くなるのか、そうはならないのか。
早速ワイヤー猫たちと交戦し、その飼い主が出てくる予感です。
お兄ちゃんのスタンドかわいいから、もう少し自立してお話できるといいですね。
4.そして作者は63歳
などと思いながら読んでいたら、
今回も最後に荒木飛呂彦先生の顔写真と談話が載っていました。
通勤しながら柿だのうどんだのをもらう63歳漫画家。
ダイヤ持ってるよりやばいかも。。
良かったらこちらもどうぞ〜