服を着るならこんなふうに for ladies′ 【読書感想文】 レディースファッションの難しさに
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Amazonでレビューしたものです
1.げに恐ろしきは女のファッションチェック
「髪切ったんですねー似合ってますよー」
「今日は上ピンクなんですねー」
「化粧変えました?」
女性はとにかく、他人の服装や髪型、化粧アクセサリーについてチェックをして、いちいち感想を言ってくることが多いです。しかもその感想は決して正直に言っているとは限らず、心の中では反対のことを思っていることもある、と、私が経験から学習したのは、社会人になってだいぶ経ってからでした。
うざ。
なんでみんなそんな他人の格好気にするの?
どうでもいいじゃん。人が何着てようがどんな髪型してようが。
そんな余裕があるなら自分の面倒見なよ。
と、私は思っていました。今でも思っています。
2.見た目が9割とわかってはいるものの
私は女ですが、見た目にそれほど興味がありません。
正直めんどくさいなーとしか思えません。
なんでこの世に化粧なんてあるんだよ。なければあと5分寝れるのに。
ネイルとかまじ無理。何この手間。
もちろん、肌は綺麗な方がいい、髪は艶やかで整っている方がいい、顔は可愛い方がいい、スタイルはいい方がいい。
人間は人間をかなりの部分見た目で評価しています。
もちろん私も他人を見た目で評価しています。
同じ男性でも、ボサボサの髪伸びたヒゲよろよろのTシャツに裾がほつれたジーンズにくたびれた草履という格好と、ピシッと整えた七三にピカピカの靴シワひとつないスーツ姿だったら、断然後者の方が信頼できそう、と思います。
見た目はいい方が、周囲の評価はあがり、人間関係も仕事もスムーズにいく確率が高くなる、そう認識し理解しています。
わかってはいるんですが、、、
めんどくさいんですよね。
それに、服屋さんとか、無理無理。
なんか店員さんが気づいたら後ろにやってきていて、「何かお探しですかー」とか見る間もなく声かけてくるんだもん。怖。
ネット通販が発達して本当に良かったですよ。
そんな私が、身始めたこちらのシリーズ。
MBさんは、みんながファッションに興味があったりする訳ではない、と理解してくれているところが好きです。
絵柄も可愛らしく、やっぱり服は言葉より絵のほうがわかりやすいです。
ただ本編は若い男性がメイン。
女性向けが欲しかったところでした。
3.甘辛とカタカナ用語
本編の主人公に、ファッションアドバイスをくれる、妹の大学生環ちゃん。
こんな出来のいい子いるんかいってくらいしっかりものです。
その環ちゃんと、仲良しの友達宮子と茉莉が、この巻のメインになります。
服好き仲良し3人大学生が甘いもの食べつつファッション談義に花を咲かせます。
甘辛ってなんじゃそら。
クール系かかわいい系かという理解でいいのでしょうかねえ。
この登場人物だと、宮子がクール系で茉莉が可愛い系、環が中間みたいです。
コンサバとか、モードとか、ガーリィーとか、カタカナの専門用語がまたハードルが上がるんですよね。
4.主観と客観
好きな服と似合う服が違うという話は興味深い点でした。
なりたい自分となって欲しいと思われる自分。
人間の生き方にも通じる話で、どちらを選ぶのか難しいところですね。
悩みどころです。
服選びは自分選びというところでしょうか。
まあでも、服は取り替えられますからね。
とりあえず服のレンタルしようかしら、と私は思いました。
潔さも大事ですよね。
もうちょい年代が上の女性向けが欲しいところです。
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