記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

悪役令嬢転生おじさん 4巻【ネタバレありマンガ感想文】 二人の母の秘密

★★★★⭐︎
Amazonでレビューしたものです。

屯田林憲三郎は妻子ある52歳のちょっとオタクな公務員。トラックにはねられ、娘がしていた乙女ゲーム「マジカル学園ラブ&ビースト」に似た世界に悪役令嬢オーヴェルヌ公爵令嬢グレイスとして転生してしまう。「主人公」アンナの健気さに打たれ、親目線でアシストしていくうちにどんどん皆から好感度を上げられてしまい!?大ヒットコミックス!


1.あらすじ


52歳の公務員・屯田林憲三郎は、トラックに轢かれそうになった子供を助けて事故に遭い、グレイス・オーヴェルヌという15歳の少女の中で意識を取り戻した。
元々一家揃ってオタクだった憲三郎は、自分の娘がやっていた『マジカル学園ラブ&ビースト』という乙女ゲームの中に自分がいると悟る。このゲームは15歳の少女・アンナが主人公で、入学した王立魔法学園で多くのイケメン男性と恋愛をしていく内容で、19世紀のヨーロッパを模しているが魔法が使える世界となっている。そして、その中で憲三郎の入ったグレイスは、主人公アンナをいじめる立場の縦ロールのお嬢様だった。悪役令嬢という役割の登場人物である。
娘のやっていた乙女ゲームであり、憲三郎自身はなんとなくしかこのゲームの知識は持っていなかったが、やってきた以上はゲームでの役割を全うすると決心し、悪役令嬢としての振る舞いを心掛ける。しかし、もともと培った30年の社会人経験に娘を持つ父親という立場、さらに【優雅変換】という能力によって、いじめ相手のアンナと友人となり、周囲からも信頼を勝ち得ていってしまう・・・。

この世界は、魔法の存在する乙女ゲーム世界のため、グレイス=憲三郎は使い魔を召喚して魔法を使えるようになります。さらに現実世界では憲三郎の肉体は生きていて妻と娘がゲームをしながら彼の状態を見守っていました。
そんな状態でゲームイベント学園祭がスタートします。

2.学園祭


春に学園に入学して始まったグレイス=憲三郎の魔法学園生活も、夏休みが終わって2学期になりました。
どうみてもヨーロッパの生活なのに春スタートなんだとか、3学期制なんだとか色々気になるところはありますが、日本のゲームだから日本向けなんでしょうか。

そして、学園祭は学園もののゲームには欠かせないイベントなんだそうです。
私も高校の時に文化祭やったようなやらないような、、、昔すぎて忘れましたが、うちは女子校だったからそんなときめきイベントはなかったですなあ。

生徒会として学園祭に向けてバリバリ働くグレイス=憲三郎。
新しい笑いの例のシルエットが年代を彷彿とさせてウケます。懐かしい。。

生徒会メンバーはアンナ主導でお芝居を行うことに。
そこでなぜか生徒会縛りルールで男女逆転となりました。ファンには人気のイベントなんだそうです。そうなんだ。。。
グレイス様のオスカル様、めっちゃ似合います!
素敵だわ!アンナと一緒にうっとりしました。
そこで、イケメンの女装に萌える母と娘がいます。おい。

ここで生徒会新メンバーとして、異世界オタク娘のフランセットちゃん登場!なぜかメガネっ娘です。
なんか親近感を感じるわこの娘。私もメガネっ娘だったからなあ。
そしておじさんの大きな仕事を成し遂げる例が、同人誌を売るという、、、何そのプロジェクトって。。仕事じゃなくて??? 奥さんとの馴れ初めはここですかい。

フランちゃんの協力で、生徒会はお芝居を始めることができました。
内容は王子と平民という身分入れ替わりものです。
王子と乞食ですね。

3.二人の母の秘密は?


ここで、その内容の劇に昔書かれた脚本を使用することになりました。なんと作者は、グレイスの母・ジャクリーヌが書いたものだと判明します。
しかも、30年前に書かれたその内容は、なぜか今の生徒会メンバーにぴったりあったものでした。なぜ?

しかし、憲三郎がグレイスの中に来てからは、母のジャクリーヌは病気で別のところに療養中であり、憲三郎の意識は会ったことがありません。なので、脚本について確認もできず。

そして、ここでトラブル発生。
グレイス=憲三郎の持つ【優雅変換】は、憲三郎がここに来たときに備わった能力で、憲三郎の言動を貴族の淑女に相応しいものに変換するというもの。
しかし、劇では平民の口調を使わないといけないのに解除の方法がわからず。脚本を直そうをするも難しく、結果忙しい生徒会メンバーは通し稽古もできず、セリフだけそれぞれ覚えて本番を迎えることになってしまいました。

学園祭は関係者なら入場できるオープンなイベントとなっており、グレイスの父もやってくるだけでなく、調子が少しいいため母もやってくることになりました。

そして迎えた当日、前の巻で登場したアンナの母もやってきます。
そこで、グレイスの父である公爵に対し、なぜか貴族式のお辞儀をこっそりして挨拶するアンナの母。どうも二人は知り合いのようです。でもあまり公にはできない様子。

グレイスの母は、第二王子で生徒会メンバーのリュカを通じてグレイス=憲三郎に手助けをしてくれ、それもあって演劇は成功に終わります。
しかし、母はグレイス=憲三郎に手紙を残して会わずに帰って行ってしまいました。

帰りの馬車の中、妖精みたいな存在と話す母・ジャクリーヌ。

「だけど今はまだその時じゃあない・・・・! 分かってるでしょう?」
「まあねえ!せっかくここまで順調そうなのに台無しにするわけにはいかないよねえ〰︎」

この会話にはいくつか情報と疑問があります。
まず母の口調はいわゆる貴族口調ではありません。しかし、父が婿養子で母が公爵の生まれのはずなので、それには疑問があります。
さらに、母は現在の、グレイスの中に異世界からやってきた憲三郎が入っていて【優雅変換】を使っていることを知っているようです。しかも30年も前にそのことを予測していたような脚本を書いています。
すると、母が学生の時に、グレイスと同じような経験をして、未来である現状も予測していた、ということなのでしょうか・・・?あるいは、母が憲三郎を召喚した本人とか?
どうも母は物語の鍵を握っているようですね。


4.アニメもここまでやりそうですね。


私はこのマンガ、アニメで見て面白かったので逆走して原作にやってきました。


YouTubeで1話無料配信されています。

こちらも100万再生突破しました。

オープニングを見ると、
オスカルのグレイスが踊っており、フランセットや顔を見せない母もいるから、この学園祭まではアニメになりそうですね。
楽しみです。

エンディングはもう時期150万再生です。
すげえ。。


著者:上山道郎 (著)
ASIN ‏ : ‎ B0BKZB49P9
出版社 ‏ : ‎ 少年画報社 (2022/12/28)
発売日 ‏ : ‎ 2022/12/28
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 104246 KB


よろしければこちらもどうぞ〜


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集